公園の枯れ枝などで発電

三和総合設計

2011年09月18日 07:49

今朝の新聞記事によると、国土交通省は公園の枯れ枝や街路樹の枝などの都市の植物ごみを燃料にして発電する事業の実用化を2012年度から始めるようです。

良いことですね。
この事業は二つ良い点があると思います。

一つはごみになるバイオマスエネルギーを使うと言うことですから、地球温暖化にも影響が少ないということ。
もう一点は、使う場所の近くで電力を作り出すことができるということです。

原子力発電は効率が良いと言われ、危険性は少ないと主張されています。
それならわざわざ電気を多く使う都市から離れた地域に作るのか。
何のかんの言ってもやはり事故が起こる可能性を考えているのではないでしょうか。

小規模のバイオマス発電は効率が悪いとされていますが、ごみ処理、非常時の電源の確保など大きな視点で考えれば何の問題もありません。
お金を儲けることが目的である事業者が手を出す発電方法ではないと言えるかもしれませんが、国民にとっては有用な発電方法だと言えると思います。

こう考えると、電気事業などを民間企業に任せて良いのかという問題が見えてきます。
しかも国が大きな支援をして。

安定的な電気を作り出すことは重要なことだとは思いますが、国民のエネルギーをどのように確保するのか。
こういった問題は、単純に目先に見えるコストだけで考えるべきではないと思います。

とりあえず今回の取り組みがいろいろな地域に広がることを期待します。
都市部の公園の枯れ枝で可能なら、大津市のように山林地域が都市部からそんなに離れていない地域でもバイオマス発電は可能になるのではないかと思います。

小さなバイオマス発電が電力供給のどれぐらいを占めることができるのかということもあると思いますが、昔からのことわざのように「ちりも積もれば山となる」でしょう。

バイオマス発電だけでなく、小水力発電なども普及して欲しいですね。


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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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