冬の節電対策

三和総合設計

2011年10月26日 07:11

関西電力から冬も節電要請が出されるようです。

冬の電力需要のピークは夏と違い日中から夜にかけて続くようです。
これに対して阪急電車や近鉄電車は間引きを計画しているようです。

原子力発電所が稼動しないから電力が不足するというより、日本の社会が電力を必要な仕組みになりすぎているということでしょう。

簡単に言えば、通勤があまり必要でないところで働く人が少し増えればそれで良いことです。
電力需要が逼迫する時間帯の電車を少し間引くだけです。

自動車と同じでスピードを落とせば使用する電力も落とせるのではないでしょうか。
そんなことをしたら通勤に要する時間が増えてしまうと文句を言う人も増えるでしょうね。
でもそんな考え方が電力不足を生み、さらに人間が制御できない原子力発電などが必要ということになってしまうのです。

人間の欲求は果てしない。
昔は関西から東京に日帰りで出張することはありえなかった。
でも新幹線ができ、スピードアップされるようになると、日帰り出張が増えるようになる。
昔は宿泊した出張が多かったかというとそうではなくて、出張そのものがそんなに多くなかったのでしょう。

スピードを上げるだけでなく、安さも追求する。
こんなことのくり返しで、無駄な電力やエネルギーを使っているのです。
もう少しゆっくりした社会に戻せばいいことです。

大量に販売しなければ成り立たない。
今回の場合で言えば、大量に乗客を輸送しなければ採算が合わない鉄道経営ではなく、運賃をもう少し上げて適正な利益を上げられる経営にすべきなのですが、あまりに競争が激しすぎる。
その競争が無駄なエネルギーを使うことにつながっているのです。

いつもの話ですが、地産地消、地方分権が進めばエネルギー不足は解決します。
もちろん過度な競争をしないようにコントロールする方法も考えなければならないのですが、大きな日本、それも世界を巻き込んだ形で競争するより良いのではないでしょうか。

しかも、世界的な競争となれば商品の良し悪しよりも、シェアーの大きさや宣伝力の差などで物の売り買いがされるようになってしまいます。

人生万事塞翁が馬。
エネルギー不足を良いことと考え、ゆがんだ社会を直していくエネルギーとして使うことも良いのではないでしょうか。



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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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