金儲け目的のNPO法人や社団法人

三和総合設計

2012年03月14日 07:57

テレビ番組で、NPO法人に無償で譲られ海外へ送られるはずの大阪市の市バスが、売却されていたことが放映されていました。

あのいろいろ問題となっている大阪市の市バスですから、何か特別な問題もありそうですが、そこに関わっているのがNPO法人というのが問題ですね。

時々、ブログに書いていますが、最近、NPO法人や社団法人を使って金儲けをしようという話に良く出会います。
商売の鉄則は、人をどれだけうまくだますということでしょうか。

私はそんなやり方が最もキライです。

企業がテレビコマーシャルをする。
本当かよと思うこともたくさんありますが、コマーシャルを見ている人々はそれなりに企業が言うことだから話半分に聞けば良いと思っていると思います。

そこを逆手にとったのが、公益性のある法人のイメージを利用することですね。
先ほども書いたように、今、企業が出す情報はあまり信用できないと思っている人は多い。
そこで公益性のあるところであれば、その情報は正しい、お金儲けを第一にしていないだろうと考えるところを狙った行為ですね。

かなり問題のある行動だと思います。
少し前までは、NPO法人や社団法人を設立するのは大変だったのですが、特に社団法人は公益法人と一般社団法人の区分けがされて以来、野放し状態だといえます。

宗教法人の名前を借りて金儲けをする(税金逃れも含む)のも同じことですね。

関係する官庁は、NPO法人、社団法人などの公益性をもう一度しっかりとチェックすべきです。

NPO法人や社団法人が利益をあげることは認められています。
しかし、公益性が無いのにその名称を名乗ることは禁止されているはずです。

一種のサギ商法のようなものですから、今回のようなことが起こるのですね。
本当に公益性をもってNPO法人や社団法人を行っている人たちにも迷惑がかかることですね。

どんなことでも同じですが、官庁は設立するまでは書類や手続きが非常に難しい。
でも、設立してからのチェックは毎年提出されるわずかな書類だけのチェックです。


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