再生可能エネルギーの固定価格買取制度が7月から始まるそうですが、買取価格は地域性を考慮するよう提言がされたようです。
地域性とはどういうことなのか。都市部では屋根での太陽光発電に経費がかさむことなどを踏まえ、買い取り価格を高くしてもらおうということのようです。
地域性を考慮するのは一般論としては良いと思いますが、なんでもかんでも都市部を優遇するのは問題だと思います。
太陽光発電に都市部がなぜ経費がかさむのか。私は建築の設計の仕事ですが理由はわかりません。あまり根拠が確かでない気がします。経費よりもビルの陰などになって有効に発電できないと言うような問題は考えられますが。。。
いつも書いているのですが、都市部の過密問題と田舎の過疎問題、両者が関連ありますね。
都市部を便利にしたり、優遇するとどんどん都市部に人が流入します。
新たに発生する問題に経費が掛かるし、田舎では過疎がさらに進みます。
こういうことを止めるためにも地方に人がとどまれるような政策を取るべきです。
京都では水族館が開館しました。東京スカイツリーの下部にも水族館ができるようです。
そりゃ都会に住む人にとっては海まで出かけなくても楽しさが享受できるので楽しいかもしれませんが、地方で海の近くにある立地を利用して運営されていた水族館がさびれることになるでしょう。
こんなことが正しいやり方なのか。
街なら何でも楽しいことが体験できる。
田舎になんか住んでられない。
個人として少しでも便利なところに住みたいと思うのはあたりまえかもしれませんが、国の政策としては日本全体が平均的に活性化することを考えなければならないと思います。
その場所へ行かないと楽しめない。
私の地域にはこんな良いものがあるよ。
そんな声が全く聞こえなくなるような気がします。
すこし話題がそれましたが、都市をいろいろな面で優遇しすぎると、日本全体ではとんでもないことになる。
どこにでも太陽光パネルを設置し、省エネを図ろうということは悪いことではないですが、この提言をしている協議会の会長は京都市長。
わざわざ優遇してもらってまで、京の町家にあまり似合わない太陽光パネルを都市部で設置する必要は無いのではないかと思います。
再生エネルギーの生産は、混み合った都市部より太陽がさんさんと注ぐ田舎に任せても良いのではないでしょうか。
原発に対する補助をやめて、地域に再生エネルギーの生産に対して補助を出して欲しいものです。
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