消費税問題で国会が揺れています。
消費税が上がることはある意味で仕方が無いというように考えている人は増えていると思います。
私も消費税が上がることは一定仕方が無いと思っています。
でも、今のままでは絶対反対です。
なぜなら、税を預ける政府、官僚などがあまりにいい加減だからです。
無駄遣い、天下り、お金が国に入ってきてもまともな使い方がされるとは思えません。
さらに日本の将来の進み方についてもちゃんとしたビジョンが見えません。
日本はいつまで他国と勝負して勝ち続けようと考えているのか。
そんな経済の仕組みの中にお金が投入されても、ばくちのようなものです。
しかもほとんど勝ち目が見えない投資ですね。
中国をはじめ人件費の安い国の工業力が上がってきています。
そんな世界の市場に向いて何とか勝ち抜こうと考えても無理がある。
世界中の技術が上がれば、自分の国のものは自分で作るのはあたりまえ、技術がそこそこ高くて人件費の安い国が輸出を伸ばすのはあたりまえのことです。
日本もそうして国の力を高めてきたのですから。。。
もう一度輸出や輸入の大原則に戻るべきです。
高い技術のものは輸出する。良いものも輸出する。
日本に無いものは輸入する。
そういった原則を破っていくら頑張ろうとしても無理があります。
それよりも、日本の国で充分良いものが作れるにも関わらず、ただ安いからと言って輸入することは国を売るようなものです。
一刻も早く、安いことは良いことだの考え方から脱却しなければなりません。
とりあえず消費税が上がることを仕方が無いと考える時期は、国の進むべき道が見えてからでないと困ります。
今、AIJなどの問題も起こっていますが、こちらも今の社会のひずみから起こっているものです。
定年を迎えるまでは大きな企業で馬車馬のように働く。
定年を迎えたら、退職金や年金を使って気楽に暮らす。
こんな考え方がまずいと思います。
いくつになっても働けるだけ働く。
それも年寄りなりの経験などを活かして。
年金に頼るのではなく、皆が幸せに生きられるような仕組みが欲しい。
そうなれば消費税が50%でもかまわない。
お金儲けに走る人たちを支援するような社会の仕組みの中で税をあげても、あちこちで起こる問題の穴埋めにお金が使われるだけですね。
原子力発電で電気代の安さを追求する(本当に安いかどうかはわからない)。
でもそこで起こった事故に対して国の予算を使って穴埋めをする。
それより少しぐらい高い電気代でも、安心、安全な自然エネルギーを使って電気を作ったほうが良いですね。電気代が高くなった分、節約すれば良いだけのことですから(消費は美徳という考え方から脱却する必要があります)。
資源が少ないと言われる日本にある豊かな資源は森林。
その資源をただ採算が取れないという理由だけでうまく活用しようとしない。
まだまだ、日本が豊かに(お金がたくさん入ってくるということではない)暮らす方法はあるのですが、国の向かうベクトルが間違っていると、お金をいくら国民から徴収しても無駄に消えていくばかりです。
橋下大阪市長が言っていることの多くはあたりまえのことばかり。
そういう発言をしない国会議員や官僚などがおかしいだけで、橋下市長がすばらしいわけではありません。
(個々の政策を見るととってもいやなこともあります)。
さあ、消費税のアップに反対の人も仕方が無いかと考えている人も、少なくとも今の政治、国の運営は変えていただくよう主張しなければならないでしょう。
国会議員の定数削減や国家公務員の給与の削減などはあたりまえのことです。
それ以上に、今後の国のあり方も含めて次の世代に明るい希望が見えるようなビジョンを求めていくことが重要です。
アップされた税金がどこに行ったか解らないとか、全く無駄なものの穴埋めに使われたとかなるのはごめんですね。
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