東京直下型地震の被害想定が見直されたことについてテレビで話されていました。
その際、木造が密集している地域の被害が大きいと言われていました。
いつでも木造が悪者ですね。
木造だけがダメなのではない。
建物が密集していて、道が狭かったりするのが問題であるのですが、聞き方によっては木造が悪いように聞こえてしまう。
同じ場所にパナホームやへーベルハウスのような鉄骨系の住宅が建っていたとしても全く同じことです。
まあ、それはさておいて、300万人以上が被災するという結果に対して、仮設住宅を建てたり、避難所を用意したりすることができないので、一旦周辺に疎開するしかないだろうと話されていました。
確かにそうでしょう。
でも、そんな疎開を考える前に、超過密になっていることを解消することを考えなければならないでしょう。
先ほども書いたように、過密になって起こる問題が大変なのです。
これは災害や事故が起こったときだけが問題なのではなく、いつでもいろんな問題を起こしています。
過密よって起こる問題を解消するために非常に大きな労力とお金をつぎ込んでいます。
そんな無駄遣いをやめることが重要です。
また、いつも書いていますが都会の問題は田舎の過疎と関係があります。
社会の仕組みが都市部でないと成り立ちにくくなっています。
ですから、若者は就職するとなると黙って大企業に吸い込まれていき、さらに過密と過疎が進むことになります。
そういった問題を解決するために地方の再生を考え、大都市の過密を無くすことが重要で、それを進めることが大都市の災害対策につながるのです。
東北の震災の時を見ても解るように、人間が密集しているというだけで東京には問題がおきています。
たいした揺れではなかったのに帰宅困難者があふれる。
東京に直下型地震が起こったら大混乱というレベルではすまないでしょう。
首都移転なども言われていますが実現していません。
集合することのメリットを享受したい人が反対するからですね。
東京は日本の首都である。
ですから自分達のことだけを考えるのではなく、日本全体のことを考えて動いてほしいと思います。
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