いつのまにか再稼動容認

三和総合設計

2012年06月07日 07:35

大飯原発の再稼動が容認されたかのような雰囲気です。

関西広域連合がはっきり容認したのかどうかわかりませんが、少なくとも夏の電力不足に対して、再稼動することに関しては容認しているようです。

関西広域連合が市民の声を正確に理解しているかどうかわかりませんが、各府県の首長が参加している以上、府県民の声を代弁していると言われてもしょうがないですね。

府県民の日常の生活は別として、経済活動に電力不足は大きな影響があることは最初からわかっていたはずです。
それを今更って感じですね。

原発を廃止するということは、安全性が確保できないからです。
でも単純に安全かどうかという問題だけではありません。

少々危険であっても、日本経済のためには仕方が無いというような考え方が一番問題なのです。

日本経済は大量生産大量消費の経済にどっぷりつかっています。
そういう経済活動が日本にとって良いものなのかどうかを考えると、どう考えても先が見えない話です。
他国と競争をし、勝ち続けるなんてありえない話です(個別の企業が勝つことはあっても)。

日本の将来を考えると、自活できる日本経済が必要です。
値段が安いから買うという消費行動をやめ、ちゃんとしたものを適正な価格で買うなかで経済が進められるようなことを考えなければなりません。

そういうことを考えると、原子力発電というものは象徴的なものなのです。
原子力発電は何のために推進するのか。
一時は地球温暖化防止のためなどと言う話もありましたが、今は地球温暖化の話ははっきりしません。

やはり、電力を安く供給することが一番の目的でしょう。

その割には独占的に電力会社が関与しているなど、無駄は多いけれど、同じ経済界の中ではそれを容認しあっているのです。

日本の中で経済活動を行っている大きな会社達が、日本の本当の将来を見据えず、自分達の利益のために多少問題があってもどんな問題も容認し続けているのです。

そろそろ本当に日本の将来を考えた政策を進める必要があります。
原子力発電のストップはそのための大きなステップだと思います。

今の日本の経済活動に問題があっても、日本の将来を考え、あるべき姿のためには、何とか方法を考えるという行動が必要なのです。

まだ、再稼動が決まったわけではありません。
次の世代に安全を残すというだけでなく、本当に豊かな日本を作るためにも今の社会の仕組みを変えなければなりません。



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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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