消費税増税法案が衆議院を通過しました。
消費税の増税は日本の将来を考えれば必要だと言う人もあれば、今、あげるべきではないという人、将来も含めて消費税は上げるべきでないと言う人、色々あると思います。
そういう中で、野田総理は自分の考えかたを一応突き通したということでしょうね。
じゃあ、野田総理の考え方はどうなのか。
今の社会の仕組みをあまり変えずにいこうと言うことでしょう。
原発も、安全性も充分確かめられていないという批判もある中で無理やり動かそうとしているわけですから、大量生産、大量消費の考え方や外国に向けて物を売り儲けて日本は生きようというような考え方には変わりがないということだと思います。
民主党にはがっかりさせられたという感じですね。
ものの考えかたを根本的に考え直してくれるのかなと考えた人は多かったと思います。
でも結果は一部の問題は解決するそぶりを見せたが、根本的なことには全く手をつけようとしていないということでしょう。
今、日本が抱えている様々な問題は小手先のやり方では解決することはないでしょう。
民主党が掲げていた地方分権はどうなったのか。
日本の企業が儲かることが目標なのか、それとも国民が豊かに暮らせるのが目標なのか。
昔は企業が豊かになれば国民も豊かになると思われていました。
しかし、今の企業はそんなことは考えてくれません。
自分達の企業が勝ち抜くには国内生産をやめて外国の生産に切り替えたり平気でします。
そういうことにより、企業は生き続けることは何とかできても、国民に利益をもたらすことは難しいでしょう。
競争が激しいから、いつでも前へ進み続けなければなりません。
マグロが泳ぎ続けなければ死んでしまうようなものです。
泳ぎ続けて、大量にえさを食べ続け、何とか生き続けることを考えるのです。
私達は農村の小さな川で、安全な水の中でひっそりと生きる選択もあるはずです。
もちろん、舵を180度切るわけですから大変だと思いますが、限りあるえさを食べつくして死んでしまうよりはるかにましだと思います。
まだ、衆議院を通過しただけですから、まったく変わる余地がないわけではありませんが、まあ、増税案は成立するでしょう。
消費税という収入を確保することは私は悪いことだとは思いません。
大きな税金を支払って安心して暮らせる社会があればそれは一つのやり方でしょう。
でも、その費用をマグロのえさにされたのではたまったものではありません。
これからはそのえさをいかに有効に使うか。
使ってくれる人に託すかということに切り替えなければなりませんね。
でも、だれならそういう動きをしてくれるのか。
当面、橋下氏に期待するしかないのか。
彼も根本的な経済の考え方は大きく違わないような気がします。
どうしたら良いのか。
これが国民の素直な気持ちではないでしょうか。
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