遅くても反省しないよりまし

三和総合設計

2012年07月07日 07:49

中学生の自殺の件で、大津市が大きく揺れています。

越市長が泣いてお詫びしたようです。
それに対して、遅すぎるとかいろんな意見が出ていますが、「遅くても反省しないよりまし」ではないかと思います。

昨年、市長選挙のときに少し市長(その時は候補者)と話す機会がありました。
優等生の道を歩いてきただけの人で、大丈夫かなと思いましたが、今回の件については女性の素直さが出てよかったと思っています。

市役所をはじめ教育関係などはいつも事なかれ主義。
その割にはいろいろと考える時には自分達のことが最優先。
こんな人ばかりではないと思いますが、大きな流れがそういう方向。
ですから、まともな人でもなかなか意見が言えない世界です。

公務員で出世するためには、いろいろとチャレンジして良いことを行うより、何もチャレンジしないで失敗しない(なにもしないのだから失敗はありえない)ことが重要なのです。(チャレンジには失敗がつきものですからね)
だれにも逆らわず、できるだけ問題に巻き込まれないようにすることが出世の秘訣なのです。

今回もいじめはなかったことにしたほうが、いじめがあったことを認めて解決するよりも彼等にとっては良いことなのです。

子どものことを考えるより、自分の立場を考える。
このほうが良いと体が感じているのですね。

公務員や教師の皆さんがすべてそうだとは言いません。
こんなことを書いて失礼に当たる人も多くおられると思いますが、それでも書かなければならない。

越市長がもう一度調査を行うとした。
その調査も自分達の非をどうして認めなくて済むかという言い訳探しではなく、何が問題であったのかをはっきりしていただきたいと思います。

もちろん、今回のような結末に至った原因の中には、教師の人たちにどうしようも無いというか、なかなか解決しがたいものがあったと思いますが、そんなことより、問題があることを認めてはならないという教育委員会の強い意向があったのではないかと思います。

どちらにしても、教師の教師たるところを発揮できる場にもう一度教育現場を戻して欲しいと思います。
これは教師だけでなく、子どもにも問題があります。

タブーな部分にも踏み込んでいろいろな議論をこの際すべきだと思います。


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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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