日本の山の木を使う
昨日はお施主さんと広島県の東城町に行って来ました。
奥様のおばあちゃんの持ち山の木を住まいに使おうというものです。
東城町へは大津から3時間半あまり、吹田付近での事故のため少し時間がかかりましたが、無事到着。
おばあちゃんの家の裏山にある柱に使う桧や少しはなれたところにある梁に使うための杉などを見せていただきました。
伐採のお世話をしていただく方にお話を聞きましたが、山どころであるにも係わらず、近くの山の木を使う人は地元でも少なくなってきているようです。
近くの山の木は決してブランド品ではありません。
自分達の先祖が植えて大事に育ててくれたものを大事に使う。
それだけです。
木が好きの方に支えられて近くの山の木を使うことが細々と続けられていますが、それがあたりまえにできる社会になって欲しいと思います。
都会と違って高校に通うにも寮に入らなければならない。
高校を卒業するとそのまま都会の大学に進学する人が多いようです。
そんなゆがんだ社会を直さない限り、日本の山の木も再生しないと思います。
地域が地域で自活して生きる。
教育の場も職場もちゃんと確保できる社会で無いと、都会では過密による問題が、農村部では過疎による問題が起こってしまいます。
周辺の風景を見ていると、都会と違って美しい。
その美しさを感じながら普通に生きていく方法を社会が考えなければなりません。
自分の生まれたところで、そのまま生活をし続けることが難しいような社会は絶対間違っています。
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