国会議員の定数半減

三和総合設計

2012年08月27日 06:30

今朝の新聞記事に、橋下氏が率いる大阪維新の会の衆議院選挙の公約に「国会議員の定数半減」を盛り込むこととしたと掲載されていました。

身を切る改革として良いことだとする人は多いでしょう。

しかし、定数半減したときに、どんな人が国会議員になるかそれが問題ですね。

前回の衆議院選挙で民主党が躍進しました。
その時、これで少しは政治が変わるだろうと思ったのは私だけではないと思います。

今までいい加減な政治をしてきた自民党が敗北した。
ここまでは良かったのですが、その敗北した自民党の中でどんな人が生き残ったのか。
結局、何かの力を持った人が生き残っただけで、良い人が残ったとは今のメンバーを見ても思えません。

選挙の報道をみていて一番残念だったのは、石川県で元総理の某議員が当選した時でした。
後援会の組織が強かったため、逆風の中ぎりぎりすべり込んだのでした。

こんなことを考えると、議員定数が半減したとき、良い人が通るのではなく、何か力を持った人が通るだけになってしまわないかという疑問があります。

維新の会の公約には、地方分権国家への移行というのがありますから国会議員の定数は半減でもちろん良いのですが、少ないだけに良い人を選ぶやり方、逆に良くない人を同時にやめさせることができる仕組みも作る必要がありますね。

民主党もダメ、もちろん今までのダメ国家の中軸を築いてきた自民党もダメということで、維新の会に期待する人も多いと思いますが、あまり大きな公約を掲げるのではなく、とりあえず皆が納得できることを中心に政策を作って欲しいと思います。

官僚中心の国の進め方を変えて欲しい。
でも、橋下氏の教育の考え方には納得できないなんて人も多くいるのではないでしょうか。
自分の政策を隠すわけではないですが、あまり極端で詳細な政策を掲げると、細かな部分で納得できない人は、大きなところで期待していても一票を投じることはできないのではないでしょうか。

次の衆議院選挙は本当に国の仕組みを変える選挙になるでしょう。
民主党が今までの仕組みをぶっ壊し、誰が新しい仕組みを作るのか。
滋賀県の県議会では、自民党のゾンビが復活しています。

そんなことにならないようにして欲しいと思います。


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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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