軽減税率

三和総合設計

2012年09月01日 07:25

今朝のテレビ番組で、消費税の軽減税率の話をしています。

いろいろな業界団体から要望が出そうです(まだ、軽減税率を採用すると決まっているわけではないのですが)。

税金のアップが必要なのは間違いない。でも無駄使いをやめさせるのが先だなんて議論がありましたが、鶏が先か卵が先かなんて話でしょう。
消費税のアップが決まったのですから、無駄使いは絶対やめさせなければなりませんね。

ところで、いつも思うのですが(ブログにも書いたと思いますが)住宅の消費税についてなぜ文句が出ないのか。今回の消費税の軽減についても話が出ないのか。

消費税がアップされると、駆け込みの需要が発生し、アップの時期が過ぎると一気に業界が冷え込む。
こんな馬鹿なことが繰り返されます。

なぜ住宅に消費税がかかるのか。
税金がかかるのは仕方が無い。
家を持てない人からすれば贅沢なものだという考えも仕方がない。

でも、食品のように食べたらすぐ消費と言えるようなもので無いのに消費税として建てたときに一気に払わなければならないのはどうしても納得できない。
住宅を建てるのに多額の費用がかかる。
なぜ多額になるかと言うと、長持ちする製品だからですね。

ですから税金も消費する度合いに合わせて払うようにすれば負担はかなり減るはずです。
住宅の法的な耐用年数(木造)を25年として2500万円の家を建てるとして税金は10%として250万円。
これを25年×12ヶ月=300ヶ月で支払うとすると月8350円程度。
月に8350円って痛いじゃないかと思えますが、建設時に250万円余裕が出ると考えると全く問題はないと思えます。

もともと固定資産税というものを住宅は払っています。
これとダブって払っていることになるのもおかしな話ですね。

とりあえず、住宅を建てたり保有したりするのに税金がかかるのは仕方がないとしても、建てたときに一気に先食いするような税金は全くおかしい(消費税なら)と思うので、そのあたりは主張しても良いのではないでしょうか。

消費税が住宅業界をぼろぼろにすること、また、消費税がより安物でよくない建物が建てられる原因になることを恐れています。


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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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