電気料金値上げ賛成

三和総合設計

2012年10月27日 15:39

新聞記事やネット情報によると、関西電力の電気料金が値上げされるようです。

物の値段が上がるのは反対だと言う人が多いのでしょうけれど、私は電気料金が上がるのはどちらかと言えば賛成です。
もちろん、会社が最大の努力をせずに値上げをするのは反対ですが。。。

今回の値上げをするに当たって、社員の給料を下げるようです。
下げるといっても現在大手企業の平均より2割ほど高い年収を社員千人以上の大企業の平均に引き下げるように経済産業省から求められているだけなのです。

まず、そういった原価を下げ、電力線の自由化も進め、それでも値上げしなければならないのなら仕方がないことです。
安い値段が必要だからといって、廃棄物の処理もできない原子力に頼ることは大きな間違いです。

私が値上げに賛成という言い方をするのは以下の理由です。

今の世の中、何でも安いことが良いことだとされています。
安いものには安い理由がある。
原発のように危険なもの、安全かどうか確かめられていない化学物質を使ってでも何が何でも安いものを作るしか生きていく道はない世の中が間違っていると思います。

企業は適正な利益を得ながら、安全で安心なものを提供する。
そういう社会になれば良いのですが、今のような価格の設定しかなければ、本当にちゃんとしたものを造る人たちがなくなってしまいます。

大手の企業が全世界を相手に商売をするのには、電気料金が安いことは必要かもしれません。
でもその戦いは果てることもないし、勝つこともありえない戦いです。

日本は日本の技術を高め、本当に世界が必要とするものを売り込み、国内では安定した経済活動が行われるようにしないとどうにもなりません。

社会保障などがしっかりすれば、高額な収入は必要ありません。
元気なお年寄りはお年寄りに向いた仕事に就けるようにして、年金などに大きく頼らずに生きていける社会を作ることが重要です。

今のように安さを追求する企業活動であれば、若い世代を安く使うしか考えられません。
こんなことを続けていると本当にダメな日本になってしまいます。

技術を活かし、国内での生産を高めることが重要であり、原子力により少しぐらい安い電気料金を作ったとしても経済格差のある安い労働力には勝てません。

そろそろ高い値段を払うことが良いことなんだという考え方ができるようになりたいものです。
そのためには日本の進むべきビジョンをはっきりと示せるリーダーが必要ですね。

とりあえず、今のところそんなリーダーは見当たりません。
現状の問題点をぶっ壊す「橋下氏」や「石原氏」が出てきそうですが、そこから先は未だ見えません。

民主党が自民党支配を破って問題の基礎を壊せるようにした。
次に「橋下氏」や「石原氏」が本当に官僚支配を破ることを実践する。
今のところ良くてここまでですね。

間違っても自民党の政治に戻ってはいけないのですが、そのあたりが怖いところです。。。



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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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