土曜日の授業

三和総合設計

2012年11月12日 07:36

今朝のテレビ番組によると、土曜日に授業を行う小学校などが出てくるようです。

目的は子どもの学力を伸ばすためだそうです。

既に土曜日に授業を行っている大学などはあるようですが、小学校ともなると、家庭生活のパターンに影響が出そうですね。
一泊二日の旅行なら、土日を使っていつでも行けるという人は多かったのですが、これからはそうも行かないかもしれません。

でも、そんなことで子どもの学力が上がるのでしょうか。
そもそもいろんなことを詰め込みすぎなのではないかと思います。
すべての人たちが子どもを塾に通わせているわけではないと思いますが、昔よりは子どもが勉強する時間は確実に増えていると思います。

こんなに勉強する時間が増えても学力があがらないのですから、量の問題ではないと思います。

いつも日本経済はこのままの社会じゃ絶対回復することはないと私は言っているのですが、同じように子どもの学力も同じようなやり方をしていては良くなることは無いでしょう。

そもそも子どもの学力がアップするというのはどういうことでしょうか。
私達が大学までに習ってきたことで直接役に立つことはそんなに無い。
でも、将来、どんな職業に就くかわからないから、いろんなことを満遍なくやる必要があるといったことがそもそもの問題ではないでしょうか。

勉強なんか適当にやっておいて、高校生ぐらいになって将来の目標や自分の得意分野が見えてきたらそろそろペースを上げるということが一番だと思います。

さらに、社会に出てからも専門分野を磨く。
今の社会はすべてとは言いませんが、社会に出たら、マニュアルどうりに動く、大きな会社の方針によって動くことが大事であるようなことになっています。

本当はいろんな会社がいろいろな工夫をするのがあたりまえのことなのですが、今の社会はいかに物事を安く済ますかという一点に絞られてしまいます。
ここまで絞りきった社会になると工夫のしようもないという感じです。

私たちの子どものころは土曜日は半ドン。
平日と違ってそれなりの楽しみがありました。
小学校のころは半日で学校が終わった後、思いっきり遊ぶ。
中学校のころは、いつも思いっきりできないクラブ活動を時間をかけてやる。
こんな感じでした。

土曜日の授業が行われるということが特に問題であるとは思いませんが、社会の仕組みを変えてまで行う目的が、子どもの学力を上げるということだとしたら、あまり効果はないと思います。


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三和総合設計は、Forward to 1985運動に賛同しています。


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