今朝の新聞に、全国の世論調査が掲載されていました。
内閣支持率は72%と非常に高い支持率です。
政党支持率も自民党が他党を断然離してトップです。
それにもかかわらず、アベノミクス効果で所得が増えるかという設問では、7割の人々が増えないと思うと回答しています。
同じく景気が良くなっていると実感できるかという問いに対しては、8割の方々が実感できないとしています。
どういうことでしょうか。
景気が良くなっていると実感できないという件に関しては、将来は良くなるだろうと思っているのかもしれませんが、所得が増えないと思っているひとについては、どのように考えているのでしょうか。
結局のところ、景気は良くなっても国民生活は良くならない。
でも、日本の生き方としては、景気を盛り上げて、なんとか生き続けるしか方法はないと考えているのでしょう。
悲しいことですね。
外国にものを売りまくって、他国と価格競争を続け、あまり勝てないだろうけれど、なんとか生き続けられるかもしれない。
こんな考え方なのかもしれません。
国民には他の方法が見えないのでしょうね。
いつも私は言っているのですが、日本はほかの国より貧しいわけではない。
死ぬまで安泰で暮らせてると言われている北欧の国に比べても。
農産物も気候が安定しているから不作になることもないし、エネルギーもないないと言われていますが、森林資源などをうまく使えば不足することもない。
ただ、すべてがお金儲けできるほど、裕福なわけではないということだけです。
結局、農業にしても林業にしても日本にとっては十分生活に役立つものなのですが、お金儲けに繋がらないので意味がないと考えられているのです。
日本が他国にものを売りまくってしか生きていけないと錯覚しているのですが、じゃどうすればうまく生きていけるのかという絵がうまくかけていないし、国民にも見えないのでしょう。
経済学者も、景気をあげるしか日本の生き方はないような書き方ですね。
日本が戦後、工業立国を求め、突き進んできたのでもう後戻りはできないのでしょうけれど、本当は気候風土も安定している国ですし、安売りしなくても良い技術もあるので、違った生き方はあるはずです。
誰か、政治家でも良いですし、経済学者でも良い。日本の今の生き方と違う、お金儲けができなくても幸せな生活ができる方法を提示してくれませんかねえ。
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