虚偽表示

三和総合設計

2013年11月07日 08:04

ホテルやデパート業界の虚偽表示が問題になっています。

虚偽表示は、お金儲けに走る企業の常套手段ですね。

今の社会は、お金を儲けるのが大変です。
高級なものを売ってお金儲けするか、それとも安い材料を大量に売ってお金儲けをするか。
どちらかでないとうまくいかない感じです。
しかも、それも競争が激しく、必ずともうまくいくとは限らない。

そうした時に出てくるのがいつも虚偽表示です。

消費者はいつもお得感を求める。
安いものでもそれなりに性能が良いもの。
すごく良いものがそれなりの値段で手に入るもの。

本当はありえないことなのだけれど、いつもそんなことを求めてしまうのですね。

そうすると、高級でないものをうまく高級なものに見せる。
これが一番の儲けということになるのです。

「ニトリ」がいつもお値段以上であることを宣伝しています。

消費者がそういうものを求める限り、虚偽表示はなくならないでしょう。

住宅の業界も相当ひどいものです。

例えば、大工さんが手(カンナ)で加工することはないのに、宣伝では木材をカンナで削るシーンを流してみたり。

真面目な業者は太刀打ちできません。

今回、問題になっている大手のデパートやホテルは一時的には影響があるでしょうけれど、またゾンビのように復活するでしょう。
大きな会社は多少問題があっても何とかなるのでやりたい放題ではないでしょうか。

住宅のメーカーでも建築士が偽装などで捕まっても、トップメーカーでい続けている会社もあります。

こういった問題を解決するには、消費者が賢くなるしかありませんね。
ブランドに頼らず、何が良いのか考える。
物を買うとき、お得感ばかりを求めず、良いものには少しお金を出し、物をたくさん買わないことが必要ですね。

住宅などは問題があっても、なかなかそれを見抜くことは難しい。
宣伝になりますが、そんな時に頼りになるのが設計事務所なのです。

こんな騙しばかりが得をするような社会を改めて欲しいものです。
中国のことばかりを悪く言いますが、日本もやり方が少しスマートで巧妙なだけで、根は一緒です。


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