復興に向けて私達ができること 4

三和総合設計

2011年03月27日 22:14

原子力発電所の事故に関しては未だ収束の見通しが立たないようです。

とりあえず原子力発電所の復旧については、東京電力や原子力の委員会の人たちに任すしかありません。

私達はその先を今のうちに考えるしかないですね。

被災地の復興を進めるには電力も必要です。
かと言って原発が復旧するわけでもないし、大規模な火力発電所の被災も大きいもののようです。

代替エネルギーとしては、ほとんどの人が太陽光パネルの設置を考えるのではないでしょうか。
最近は変換効率も高くなり、本当に省エネに役立つようです(以前はいい加減なデータだったと思います)。

それも一つですが、日本の国土を守りながらエネルギーを確保する方法。
ご存知の方も多いと思いますが、バイオマス発電ですね。

日本にはバイオマスの代表である木材はたくさんあります。
確かに原子力や火力発電に比べれば効率は悪いでしょう。
でもそれは電力会社が考えることです。
利益を得るためには効率の追求があたりまえ。
少々環境に良くなくても関係が無いというところでしょう。

でもこんな事故がおこり、さらに安全性も疑問であるとなると、環境問題もあわせて考えると、日本にとってはバイオマス発電が最も良いのではないかと思います。

一方で安さを追求しながら、税金を使って山を守るためにお金を支出する。
その支出も前向きなものではなく、林業をしている人を生かさず殺さずというような使い方です。
もっと経済的に成り立つだけの補助をすることが重要です。

継続的に環境問題を解決しようとすると、一部のボランティアの人々に期待するのは間違っています。
昔のように山を大切に使わしていただくという心が必要です。

山の木を伐って造成するのは問題ですが、間伐したり利用したりすることはむしろ山の環境を守るためには必要なことです。
山の木を住まいに使うことにプラスしてエネルギーとしても使う。
こういうことができれば、林業として生きていけるし、山を守ることにつながります。

漁業の人々が海を大事にするのと同じですね。

日本各地で風力発電の風車が立っていますが、効率よく動いていないところも多いようです。
滋賀県の草津市にある風車もその一つですね。

風力発電を考える前になぜバイオマス発電を考えないのか。
環境のことを合わせて考えると、効率は決して悪くないはずです。

東北地方の環境を守り、さらに経済を活性化するために、バイオマス発電の推進をお願いしたいと思います。


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