
2004年06月18日
健康住宅について
「健康住宅」 この言葉に引かれて、思わずコマーシャルやパンフレットに目を向けた方は多いと思います。健康は、誰しも願うことですし、生きていくことの基本になるものです。でも、どうしてこんなに多くの人が、健康を求めなければならない世の中になってしまったのでしょうか。
最近は健康が商業活動の売り文句になっています。健康・自然・環境とういう言葉がついていれば何でも受け入れられる風潮があり、そのために私たちの生活が混乱させられ、本質を見失っている部分も多くあります。人々の健康や環境に対する意識を向上させている一面もあるのですが、過去の反省なしに自然を語っている企業などをみると何か疑問を感じざるを得ないものも多くあります。
健康被害や環境ホルモンとなり得る化学物質を抗菌や防カビ、防蟻処理などに利用した材料を使用していながら、健康被害として大きく取り上げられたホルマリンを含まないもしくは低ホルマリンの建材や合板を使っていることだけで健康住宅と宣伝しています。
最近の住まいの構造は、省エネなどを考慮して気密性が高くなっています。昔のように木や土などを中心とした自然材料で造られていれば問題はないのですが、速い・安い・クレームなし・メンテナンスフリーを中心に考えられた建材は、化学物質を多用しているため、揮発性の高いものは気密性のよい住まいから外へ抜けなくなり、人に悪影響を及ぼしてしまっています。化学物質過敏症やアトピーなどの健康障害の一因を住まいが担うことになってしまったのです。自然素材を使い、無駄なエネルギーを使うことのない住まいを建てられたら良いのでしょうが、今の社会状況(コストや法律など)では、完璧な、人にも環境にもやさしい自然な住まいを建てることは不可能だと思います。
私たちは、私たちの設計した住まいを健康住宅だとか、自然住宅だと語ることはできません。しかし、常に建材の安全性を学習し、自然材料を中心に使用し、できるだけ人や地球環境に害のあるものは、住まいに持ち込まないように配慮しなければならないと考えています。また建材だけでなく、住宅の構造や計画の仕方によって配慮できることや、完成してからの住まい方でも対応できる部分も多くあります。
出来る限り人や環境にやさしい住まいを提供できるよう、常に努力する姿勢を持ち続けたいと考えています。
最近は健康が商業活動の売り文句になっています。健康・自然・環境とういう言葉がついていれば何でも受け入れられる風潮があり、そのために私たちの生活が混乱させられ、本質を見失っている部分も多くあります。人々の健康や環境に対する意識を向上させている一面もあるのですが、過去の反省なしに自然を語っている企業などをみると何か疑問を感じざるを得ないものも多くあります。
健康被害や環境ホルモンとなり得る化学物質を抗菌や防カビ、防蟻処理などに利用した材料を使用していながら、健康被害として大きく取り上げられたホルマリンを含まないもしくは低ホルマリンの建材や合板を使っていることだけで健康住宅と宣伝しています。
最近の住まいの構造は、省エネなどを考慮して気密性が高くなっています。昔のように木や土などを中心とした自然材料で造られていれば問題はないのですが、速い・安い・クレームなし・メンテナンスフリーを中心に考えられた建材は、化学物質を多用しているため、揮発性の高いものは気密性のよい住まいから外へ抜けなくなり、人に悪影響を及ぼしてしまっています。化学物質過敏症やアトピーなどの健康障害の一因を住まいが担うことになってしまったのです。自然素材を使い、無駄なエネルギーを使うことのない住まいを建てられたら良いのでしょうが、今の社会状況(コストや法律など)では、完璧な、人にも環境にもやさしい自然な住まいを建てることは不可能だと思います。
私たちは、私たちの設計した住まいを健康住宅だとか、自然住宅だと語ることはできません。しかし、常に建材の安全性を学習し、自然材料を中心に使用し、できるだけ人や地球環境に害のあるものは、住まいに持ち込まないように配慮しなければならないと考えています。また建材だけでなく、住宅の構造や計画の仕方によって配慮できることや、完成してからの住まい方でも対応できる部分も多くあります。
出来る限り人や環境にやさしい住まいを提供できるよう、常に努力する姿勢を持ち続けたいと考えています。
Posted by 三和総合設計 at 18:30│Comments(0)