
2004年07月09日
おじいちゃんが植えてくれた木
今回、自宅兼事務所に使わせてもらう木は、実家の山の木です。私の祖父が6〜70年くらい前に植えてくれた杉の木です。祖父は私の父が幼少の頃に他界した為、植えた時期ははっきり分かりません。林業家の方が管理されているような整った山ではありませんが、おそらく祖父や父が普段の生活の合間に山に入って多少の手入れしてくれていたのだと思います。私は小学生の時、一度だけ、父の下草刈りに付いて行った事があります。その日はとても天気が良くて、山からの眺めも最高でした。私は木に巻きついているツルで、『ターザンの真似をしたい!』と言って父にツルを切ってもらって遊んでいたのをよく覚えています。今回、実家の山の木を使わせてもらうことになったのも、きっと、この経験が私の頭の中のどこかに残っていたからなのかもしれません。『おじいちゃんはどんな気持ちでこの木を植えたのかな?』『無駄に使うとおこられるかな?』山に入ると、一度も会ったことのない祖父のことを考えてしまいます。
日本の山には、そんな『おじいちゃん達』がいろんな思いで植えてくれた木がたくさんあります。きっと、伐採されて第二の人生を送るのを楽しみに待っているのでしょうね。
日本の山には、そんな『おじいちゃん達』がいろんな思いで植えてくれた木がたくさんあります。きっと、伐採されて第二の人生を送るのを楽しみに待っているのでしょうね。
Posted by 三和総合設計 at 18:56│Comments(0)