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2004年10月22日

プラムの木(2)

先週のつづきで、プラムの木につく毛虫の話の続きです。
いざ、毛虫の名前を調べようと図書館へ行って図鑑を見たり、インターネットで検索してみたりしてもなかなか特定できないのです。樹種や時期である程度、特定できるのではと思っていた私が甘い。それでも毎晩、調べたりしているうちにやっと判りました。
名前はモンクロシャチホコです。8〜9月下旬に幼虫が発生し、幼虫は赤褐色で、成長するにつれて体色が黒色に変わり、白い毛が生じるそうです。そして、10月頃から樹木の下の土中でマユをつくってさなぎになって越冬し、7〜8月に成虫となり、葉裏に卵を産むそうです。最近、毛虫のフンを見かけなくなったので、もう成虫(ガ)になってどこかへ飛んでいったのかと思っていたのですが、土中にいたのですね・・・。ただ、この毛虫は刺す毛虫ではないようです。刺したりかぶれたりする毛虫は全てのうちの2%程度だそうです。私は全ての毛虫が刺すのだと思っていました。(←私は世間知らず過ぎるのでしょうか?)
毛虫がたくさん発生し、全ての葉が食べつくされそうになっても食物連鎖の関係で鳥等が食べにくるので駆除しなくても大丈夫だという話を聞いたことがありますが、去年はあっという間にほとんどの葉が食べつくされてしまいました。鳥が少ないのでしょうか?そんなことは無いと思うのですが、食物連鎖がうまくいってないのでしょうか?その後、秋だというのに新芽が出てきてしまいました。そんなことがあったので、母は、今年は高枝バサミを使ってマメに地道に毛虫のいる枝を切っていたようです。おかげで今年は食べられている葉もたくさんありますが、ちゃんと葉が残っています。薬を使わないで果実を育てるのであれば、この方法しかないのかな、と思えてきました。
色々と調べていくと今まで全然知らなかったことが分かりおもしろいなと思う反面、ほとんど母まかせにしていることを反省しました。
ちなみにプラムはバラ科サクラ属の木で、一般に古く中国から渡来してきたものを「日本スモモ」と言い、酸桃(酸っぱいモモ)と言われていたそうです。この「日本スモモ」が明治の頃アメリカに渡り品種改良された後、逆輸入されたものが多いそうです。
来年こそは美味しい実が成るように私もがんばりたいと思います。






Posted by 三和総合設計 at 19:00│Comments(0)
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