
2004年08月17日
湖東三山
当社のHPにも載っていますが、滋賀県は奈良、京都に次いで国宝建築物が多いそうです。京都の学校へ通っていたこともあり、京都や奈良の国宝建築物へは学生時代にいくつか訪れたことがあるのですが、滋賀の国宝建築物へは地元でありながら近すぎてでしょうか?あまり訪れたことがありませんでした。今回、お盆休みを利用して湖東三山(西明寺、金剛輪寺、百済寺)を訪れました。そのうち、西明寺本堂、西明寺三重塔、金剛輪寺本堂が国宝建築物です。これらのお寺の特徴は山寺で山の地形を利用して建てられていることです。本堂へは階段を登って行くのですが、これが結構長い道のりです。この山を昇り降りして建てられたのかと思うとその大変さが偲ばれます。秋には紅葉がきれいなので、観光客が多いようなのですが、今回は観光客が少なくゆっくり見学することができました。補修もされていますが、今から六百年程も前に建立されたかと思うと感慨深いものがあります。お寺等へ行くと感じるのが、ものというのは何でも人間でも時間が経っていくと古びていくのですがその中で、木というのは年月の中で味わいが出てきて魅力が増していくということです。ここでも木造建築のすばらしさを感じます。人間も木のように年を重ねていくたびに魅力的になれるようになりたいものですね。
↑写真は西明寺本堂です。
↑写真は西明寺本堂です。
Posted by 三和総合設計 at 19:08│Comments(0)