
2004年08月09日
わたしの仕事
昨夜は、びわ湖大花火大会でした。我が家から寝転がりながら見える花火は絶好です。花火が上がる方向に建物が今のところないものですからとてもラッキーなのです。大きな花火を堪能しながら、いつも考えるのは、花火をつくる職人です。あの花火をつくるまでにきっと長い時間考えて、悩んでは練り直し、そしてつくっておられるのだろうなと。パアーと花開いて一瞬のうちに人々の心をとらえてしまう時が喜びなのだろうとは思いますが、本当はみんなの感動の生の声が聞きたいのではないかなと思ってしまいます。今年もありがとう。今年もいい時間が過ごせました。心の中で声かけています。やっぱり苦労した分だけ評価もされたいですよね。少なくとも仕事を見せられるということはとてもうらやましいと思います。私の仕事というとどちらかと言えばなかなか見えないんですよね。プランを考えているときや図面を書いているときにどれだけ悩んで考えて苦しんでいるかなんて。サッサッサーとイメージが浮かんで、コンピューターでサッサッサーとあっという間に図面を書き上げてしまうようなイメージの方が多いのでは?実はもっとドロドロしてクチャクチャになりながらやっているんですよ。寝ても覚めても頭の中が仕事でいっぱいいっぱい。頭をひねってひねって絞り出す感じ。夢にだってしょっちゅう出てきて夢の中でも仕事してるんですからね。結果は数十枚の図面ですが、とても生み出すのに苦労してるんです。そりゃ安産だったり、難産だったりですが、生みの(産みの)苦しみは出産なみ(?)なのです。お客さんにそんなことをわかってもらってどうするんだ!結局は結果だ!なんて言われそうですが、結果を出すためにしている苦労はどんな種類の仕事でも、わたしは少しはわかってほしいと思います。設計ってテレビドラマに出てくるようなカッコイイものじゃないことをわかっていてください。きれいな花火の後ろには想像を超える職人さんの大変な苦労があるんだということもあわせて、いろんなものを見て感動してほしいと思います。
Posted by 三和総合設計 at 19:12│Comments(0)