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2006年01月06日

琵琶湖のヨシ原

今日も新聞記事からいくつか。

琵琶湖のヨシについての記事がありました。
ヨシは冬になると毎年刈り取って残った茎を焼いてやらないと、雑草が生い茂って次の年にはヨシ原にはならないそうです。
最近では、中国産のヨシが大量に輸入され、国産のヨシはすだれなどの需要はかなり減っているそうです。しかし、琵琶湖の環境のことを考えると、手入れを続けなければならないという使命感で仕事を続けているそうです。

この話、近くの山の木の話とよく似ていますね。経済的に成り立たなくても、環境のことを考えると・・・というのは木材についても同じ。特に滋賀県の場合、ヨシと同じで、琵琶湖の環境に直結します。

このヨシの話の最後に、国産のヨシは中国産のヨシより質はよいので、いつかはわかってもらえるはずと書いてありましたが、このあたりも国産木材と同じですね。しかし、どのあたりが優れているのかということが書いていないのが記事としては不満です。
最近の経済のあり方は問題と思いますが、安いものだけが良いわけではありませんが、高くてもどこが優れているのかをちゃんと説明する必要がありますね。国産材を使った木造住宅も同じことです。
気持ちが先行して、ちゃんとした説明ができていないケースが非常に多いと思います。
質の良さをちゃんと説明し、環境に寄与する部分については税などで補填する。こういう形がとられないと、本当に社会に必要であっても、簡単に抹殺されてしまいます。

もう一つ、新聞記事から。
中古パソコンの販売から、パソコン販売の大手になったソフマップがビッグカメラの傘下に入るそうです。
私は、パソコン歴25年ぐらい。その間、お金がない中でのパソコン投資に、ソフマップには大変お世話になりました。ソフマップはどんどん成長し、飛ぶ鳥をおとす勢いなのかなと思っていましたが驚きです。
「おごれるもの久しからずや」ということでしょうか。特に、おごっていたわけではないと思いますが、こんな過当な競争の社会にはうんざりです。

もう一つ。こんどは広告から。
Mドナルドの広告の見出しが「ハッピーニュース」。
ハッピーって感覚はこんなに薄っぺらいものなのか。
いろいろ社会の苦しみの中で、安いハンバーガーを食べると気分がハッピー。
なにかごまかされている感じです。
同じく、広告の中にTホーム。
そういえばこのメーカーのテレビコマーシャルは、「ハッピーライフ、ハッピーホーム、Tホーム」でしたよね。
こう考えると、ハッピーというのはやはり薄っぺらなものなのかなあー。



Posted by 三和総合設計 at 07:53│Comments(0)
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