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2006年01月26日

現場より[1]

まりちゃんに続き、お久しぶりです。
いつも三和のコラムを見に来てくださってありがとうございます



写真は先日、立会いに行ってきた地盤調査の様子です。
この地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験というもので、比較的、簡易にでき、住宅等の小さな規模の建物で採用されることが多い調査です。
その他、その土地の状況などによって、ボーリング調査(標準貫入試験)と併用する場合もあります。
調査方法を簡単に説明すると、ロッド(写真右側の金属の棒)に100Kgの荷重をかけて自沈しなければ、ロッドの先端にスクリューがついていて、ロッドを回転して回転量と回転数を測定して土の強さを推定するものです。

ちょっと前までは人力でロッドを回転していたので作業が大変だったようです。(私は実際には見たことが無く、学生のころ教科書で見たぐらいでしょうか?)今ではロッドが電動で回転するものが多いようです。そのため、たいていは調査会社の方が一人で、車に機械を積んで来られて、現場で機械を組み立てて、調査をされることが多いです。昔に比べて安価で調査できるようになった一因でもあるようです。

ロッドはある一定の力を加えても回転しなければ、自動的に回転が止まります。その場合はロッドの上からハンマーでたたいて、状況を確認するそうです。たたいた感触や音で障害物があるのか、硬い地盤なのか等、大体わかるそうです。また、土質はスクリューが回転するときにする音からも判断するそうです。

この調査を敷地内の建物を建てる場所のうち数箇所行い、調査結果から地盤改良するかどうかなど判断しています。

ちなみになぜ、スウェーデン式という名称なのかというと、スウェーデンの国有鉄道で不良路盤の実態調査を進めるに当たって採用したのが始めだからだそうです。

ボーリング調査(標準貫入試験)の話はまた次の機会にしたいと思います。



Posted by 三和総合設計 at 14:33│Comments(0)
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