
2006年02月09日
もう一度LOHASについて
もう一度、LOHAS(ロハス)について一言。
以前にお話したLOHAS。
ブーム好きの日本人。徐々に広がりつつあるみたいですね。
CMでも聞かれるようになってきました。

ある調査機関が調べたら、全米でLOHASを実践している消費者数が約6000万人。日本人でも約29%がLOHAS層だとか。そのうち大卒以上が約55%、年収600万円以上が約47%。
えっ!LOHASって金持ちがするもんなん?って思ってしまいます。
実際にLOHAS関連商品というのは、自然素材や製造工程に作り手のこだわりがあるので価格帯は高い。そうすると一般消費者には買いにくい。そして、普通の人が買えないものを買えるということで、セレブ感やおしゃれの道具にどうもなっているみたい。
どうも日本では、本来の意味を理解して実践している人は少ないようです。
なので、LOHASにビジネスチャンスを感じている企業は多くなっているみたいですね。大量生産・消費してきた企業がLOHASについて臆面もなく語り始め、推奨する。そして消費者がその間違った固定観念で物事を判断していく。結局、本質の「資源を無駄にせず、大切にしていく」といったことが見失われ、果ては大量消費になっていく。
住まいも似たような感じで、振り回されてきました。
バリアフリーから健康住宅、地震に強い、そして環境にやさしい。
大手メーカーだけでなく、地域のビルダーさえ、住まい手のためにいかにも謙虚に取り組んでいるかのようにアピールし、ブームをつくり、住まい手の心をつかもうとしてきました。
バリアフリー、健康住宅、地震に強い、そして環境にやさしい。どれも住まいにとって大事なことです。なのに、宣伝文句はそのとき限りです。本来の意味はどこかに消されてしまってます。
手摺の設置と段差の解消だけをバリアフリーだと大きな顔で宣伝文句に使っていたメーカー。ほんとにそうなの?それだけでいいの?っていうこともいつのまにかうやむやにされ、今やバリアフリーなんて宣伝文句に使っているところはない。
過去に散々健康を阻害する建材を使っていながら、その反省もなく、健康住宅と謳う。
「そのときに他よりもたくさん売れればいい」という精神で取り組んでいるからですよね。そして、住まい手も「みんなと同じで、でもちょっと上がいい。新しいことが取り込んである方がいい」なんて感じになって、まんまとのせられているのです。
住まいには、もうひとつ問題が加わります。「ちょっと上」とは反対に「誰よりも少しでも安く建てたい」というパターン。これも同じ、そこに目をつけて、「うわべはちょっと上で安い」を売り文句にしているのもあります。ありえないことなんだけど、わからないところでうまくごまかしてる。これも「売れればいい」に変わりはない。
そして、25年やそこらで捨てられる住まいが増えていく。
本来の意味は何かをしっかり考え、行動する必要があります。
LOHASだって、ちゃんと取り組んでいる人は「お金がかからないからLOHASなんだ」と言います。
ビジネス化されたブームは、真面目に取り組んでいる人にはいい迷惑です。
―ビジネス化したLOHAS―
―ビジネス化した住まい―
どっちも矛盾だらけです。
LOHASが、本当に人と地球にやさしいスタイルになること。
住まいづくりが、本当に住まい手のため、地域のため、環境のためになること。
難しいことなんでしょうか?
以前にお話したLOHAS。
ブーム好きの日本人。徐々に広がりつつあるみたいですね。
CMでも聞かれるようになってきました。

ある調査機関が調べたら、全米でLOHASを実践している消費者数が約6000万人。日本人でも約29%がLOHAS層だとか。そのうち大卒以上が約55%、年収600万円以上が約47%。
えっ!LOHASって金持ちがするもんなん?って思ってしまいます。
実際にLOHAS関連商品というのは、自然素材や製造工程に作り手のこだわりがあるので価格帯は高い。そうすると一般消費者には買いにくい。そして、普通の人が買えないものを買えるということで、セレブ感やおしゃれの道具にどうもなっているみたい。
どうも日本では、本来の意味を理解して実践している人は少ないようです。
なので、LOHASにビジネスチャンスを感じている企業は多くなっているみたいですね。大量生産・消費してきた企業がLOHASについて臆面もなく語り始め、推奨する。そして消費者がその間違った固定観念で物事を判断していく。結局、本質の「資源を無駄にせず、大切にしていく」といったことが見失われ、果ては大量消費になっていく。
住まいも似たような感じで、振り回されてきました。
バリアフリーから健康住宅、地震に強い、そして環境にやさしい。
大手メーカーだけでなく、地域のビルダーさえ、住まい手のためにいかにも謙虚に取り組んでいるかのようにアピールし、ブームをつくり、住まい手の心をつかもうとしてきました。
バリアフリー、健康住宅、地震に強い、そして環境にやさしい。どれも住まいにとって大事なことです。なのに、宣伝文句はそのとき限りです。本来の意味はどこかに消されてしまってます。
手摺の設置と段差の解消だけをバリアフリーだと大きな顔で宣伝文句に使っていたメーカー。ほんとにそうなの?それだけでいいの?っていうこともいつのまにかうやむやにされ、今やバリアフリーなんて宣伝文句に使っているところはない。
過去に散々健康を阻害する建材を使っていながら、その反省もなく、健康住宅と謳う。
「そのときに他よりもたくさん売れればいい」という精神で取り組んでいるからですよね。そして、住まい手も「みんなと同じで、でもちょっと上がいい。新しいことが取り込んである方がいい」なんて感じになって、まんまとのせられているのです。
住まいには、もうひとつ問題が加わります。「ちょっと上」とは反対に「誰よりも少しでも安く建てたい」というパターン。これも同じ、そこに目をつけて、「うわべはちょっと上で安い」を売り文句にしているのもあります。ありえないことなんだけど、わからないところでうまくごまかしてる。これも「売れればいい」に変わりはない。
そして、25年やそこらで捨てられる住まいが増えていく。
本来の意味は何かをしっかり考え、行動する必要があります。
LOHASだって、ちゃんと取り組んでいる人は「お金がかからないからLOHASなんだ」と言います。
ビジネス化されたブームは、真面目に取り組んでいる人にはいい迷惑です。
―ビジネス化したLOHAS―
―ビジネス化した住まい―
どっちも矛盾だらけです。
LOHASが、本当に人と地球にやさしいスタイルになること。
住まいづくりが、本当に住まい手のため、地域のため、環境のためになること。
難しいことなんでしょうか?
Posted by 三和総合設計 at 11:05│Comments(0)