
2006年02月19日
「報道と読者」委員会の議論
今日の新聞記事から一言。
共同通信社が外部識者による「報道と読者」委員会の会議を開き、「ライブドア事件」と「耐震強度偽造問題」をテーマにして議論を行なったそうです。
結論は、規制緩和、小さな政府の流れの中で出てきたということ、金銭至上主義の背景が問題であるとしている。
それに対しての答えになるのかどうかわかりませんが、「官から民への動きの中で、民は企業であり当然利潤を追求する。個人のモラルを立て直していくしかない」としめくくっている。
こんな結論が「識者」の答えなのでしょうか。
「識者」と言っても、いつも選ばれる方々は、いろいろな立場の人かもしれないが裕福な人ばかり。本当に国民の苦しみなどがわかっているのか疑問です。
今、金銭至上主義の中で、個人のモラルがまったくなくなっているのでしょうか。そんなことはないと思います。国民の大多数はちゃんとモラルを持った人だと思います。
しかしながら、金儲けに走る人は声が大きく、その行動も積極的で、政治家との癒着や法律の曲解などを繰り返し、他のまじめな業者より金銭的な優位さを作り出します。そのからくりが充分明らかにされない場合は、その取り扱い商品などが安くて良いものに見えてしまい、多くの善意の消費者がそこになびいてしまいます。そうすると、法を遵守し、まじめに仕事をしている人々もその値段にあわしていかなければならなくなり、あまり良い商品や仕事がされなくなってしまうのです。日本中の企業が安かろう悪かろう、お金が儲かれば何でも良いみたいな感じになっていますが、それは一部の悪徳な考え方の人に引っ張られているだけなのです。
そのような悪徳な考え方の人々にモラルを期待するのは間違っています。モラルがまったくないからそういう行動ができるのです。
そういう行動をしっかり取り締まる方法を考えることを行なえば、国全体としては昔のような道徳観のある日本に戻ると思います。
もう一点は、新聞を含めたマスコミによる宣伝の問題も挙げたいと思います。モラルということを考えた宣伝を期待することができるのでしょうか。
例えば、住宅業界で言えば、ローコスト住宅を売り物にする業者が、老眼ではほとんど見えないぐらいの小さな文字で別途工事について記載していたり、テレビコマーシャルでも都合の悪いことはスロー再生でしか確認できないほど一瞬しか写らない形で製作したりします。本当にモラルを考えるならそういったデザインの広告は受け付けないようにしなければいけません。マスコミや新聞業界事態が率先してそういうことができるでしょうか。
ここで言われているモラルとは所詮、法を遵守するといった程度ではないかと思います。法律にはたくさんの穴があります。いつも述べているように、法や制度は難しく判断しにくいものは切り捨てられます。そんな法律を形ばかりで遵守してもモラルは守られることはありません。
法の趣旨を理解して行動することが重要なのです。
確かな目で社会を観察し、法律や制度ではかれない事柄を報道機関として、読者に伝えていくことができればよいのですが、多くの企業の広告で支えられている現状で、そういうことを望むことが可能なのでしょうか。
今日は、富山に出張します。天気が良さそうなので、立山連峰が見えるといいのになと思っています。
その関係で、毎月出かけている「浜大津朝市」は娘と嫁さんに任せます。
時間がある方は朝市にも来てくださいね。
共同通信社が外部識者による「報道と読者」委員会の会議を開き、「ライブドア事件」と「耐震強度偽造問題」をテーマにして議論を行なったそうです。
結論は、規制緩和、小さな政府の流れの中で出てきたということ、金銭至上主義の背景が問題であるとしている。
それに対しての答えになるのかどうかわかりませんが、「官から民への動きの中で、民は企業であり当然利潤を追求する。個人のモラルを立て直していくしかない」としめくくっている。
こんな結論が「識者」の答えなのでしょうか。
「識者」と言っても、いつも選ばれる方々は、いろいろな立場の人かもしれないが裕福な人ばかり。本当に国民の苦しみなどがわかっているのか疑問です。
今、金銭至上主義の中で、個人のモラルがまったくなくなっているのでしょうか。そんなことはないと思います。国民の大多数はちゃんとモラルを持った人だと思います。
しかしながら、金儲けに走る人は声が大きく、その行動も積極的で、政治家との癒着や法律の曲解などを繰り返し、他のまじめな業者より金銭的な優位さを作り出します。そのからくりが充分明らかにされない場合は、その取り扱い商品などが安くて良いものに見えてしまい、多くの善意の消費者がそこになびいてしまいます。そうすると、法を遵守し、まじめに仕事をしている人々もその値段にあわしていかなければならなくなり、あまり良い商品や仕事がされなくなってしまうのです。日本中の企業が安かろう悪かろう、お金が儲かれば何でも良いみたいな感じになっていますが、それは一部の悪徳な考え方の人に引っ張られているだけなのです。
そのような悪徳な考え方の人々にモラルを期待するのは間違っています。モラルがまったくないからそういう行動ができるのです。
そういう行動をしっかり取り締まる方法を考えることを行なえば、国全体としては昔のような道徳観のある日本に戻ると思います。
もう一点は、新聞を含めたマスコミによる宣伝の問題も挙げたいと思います。モラルということを考えた宣伝を期待することができるのでしょうか。
例えば、住宅業界で言えば、ローコスト住宅を売り物にする業者が、老眼ではほとんど見えないぐらいの小さな文字で別途工事について記載していたり、テレビコマーシャルでも都合の悪いことはスロー再生でしか確認できないほど一瞬しか写らない形で製作したりします。本当にモラルを考えるならそういったデザインの広告は受け付けないようにしなければいけません。マスコミや新聞業界事態が率先してそういうことができるでしょうか。
ここで言われているモラルとは所詮、法を遵守するといった程度ではないかと思います。法律にはたくさんの穴があります。いつも述べているように、法や制度は難しく判断しにくいものは切り捨てられます。そんな法律を形ばかりで遵守してもモラルは守られることはありません。
法の趣旨を理解して行動することが重要なのです。
確かな目で社会を観察し、法律や制度ではかれない事柄を報道機関として、読者に伝えていくことができればよいのですが、多くの企業の広告で支えられている現状で、そういうことを望むことが可能なのでしょうか。
今日は、富山に出張します。天気が良さそうなので、立山連峰が見えるといいのになと思っています。
その関係で、毎月出かけている「浜大津朝市」は娘と嫁さんに任せます。
時間がある方は朝市にも来てくださいね。
Posted by 三和総合設計 at 06:52│Comments(0)