› 三和総合設計 木の住まいブログ › リフォーム講習

2006年03月20日

リフォーム講習

春が待ち遠しい。
手の届きそうな雰囲気なのに雪が舞っていたり、冷たい風が強かったり。
そんな中、我が家にも少しだけ春気分になるものが・・・。




去年植えた水仙が咲き始めましたチューリップも顔を見せ始めています。
水仙の種類は・・・・忘れました(>_<)




端材工房の看板犬 壱は、この通り居眠り三昧。




何故か片足だけ挙げて寝てる????
夢の中で体操でもしているのでしょうか?





さてさて、本題。
この土日の2日間の午前中は、リフォーム講習の講師に行ってきました。
講習の中の「高齢者配慮等の住宅の改修計画について」という内容の部分で少しお話をさせていただきました。受講者は水道などの水廻りの設備関係のお仕事をされている方です。

3時間を2日連続のパターンはあまりないので、ネタ(?)が持つかちょっと心配でしたが、なんとか・・・・。
受講者は少なかったのですが、真剣に話を聞いてくださってる姿が直に感じられてよかったです。こういう話をもっと多くの仲間に聞いてもらいたいとおしゃってくださったりして・・・。うまく話せてないだろうなと思っていたのでとても恐縮してしまいました

そんな中で受講者の方から出てきたお話。
リフォームの相談を受けても頼りたい建築士さんや大工さんが逃げ腰で真剣に話を聞いてくれない  
とか、
相談しても工夫や知恵を絞ることがない。高齢者はお金もなくて困っているのに、大掛かりな答えしかしない  
とか、
役所はお金をできるだけ出したいくないといったことを一番に考えていて、困っている人を助けることという一番大事な部分を忘れている  
とか。
ちゃんと相談できる人はどこにいるんですか?
お金ないものは何もせずにいろってこと?

協力しなくてはいけない人たちが、このような状態では高齢者住宅の改修なんてうまくいきっこないですよね。
高齢者住宅の改修は、建築士や大工さん、設備業者だけでなく、医療関係者(
保健士、理学療法士、作業療法士さんなど)、お役所の方、介護ボランティアさんなどいろいろな人の力がないと良い結果が得られません。それぞれの知恵や工夫が必要です。
しかし、それぞれのプロの中でも割に合わないこのような仕事は敬遠されがちです
そこにつけこんで、困っている人に上辺だけの親切でごまかして儲けるリフォーム会社もあります。高齢者が多くなるこれからの世の中、需要が多くなると見込んで、付け焼刃の対応で済まし、儲けようとする人も出てきつつあります。

真剣に取り組んでいる人たちが、うまく連携をとり、進めていけるような仕組みづくりができてほしいものです。
そして、住まいが本来どうあるべきか、高齢者にとって何が大切かを真剣に考え、取り組んでいる人たちが、きちんと評価され、継続していけるような社会になってほしいものです。



Posted by 三和総合設計 at 11:34│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。