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2006年05月24日

中国製割り箸値上げの波紋

今日は朝のテレビ番組の話題から。

NHKの情報番組によると、中国製の割り箸の価格が50%近く値上げされ、今後の価格も不透明ということで、飲食業界に波紋を与えているということです。
割り箸を使うのは環境に悪いのか、そうでないのかという議論が少し前にありましたが、その話は今回は置いておきましょう。
ある居酒屋では、価格の上昇に対応し、「マイお箸」を持ってきた人にスタンプを押したりし、スタンプが集まるとサービスを行なうことで多少でも割り箸にかかるコストを抑えようとする工夫を行なっていました。

中国産の割り箸のシェアーは95%だそうです。
環境を考えない経済活動と安い人件費で国産品からシェアーを奪っていっているのは割り箸に限ったことではありませんが、中国がまともな経済活動を行なうようになれば今回のような問題はいつでも起こってきます。

国内産の割り箸メーカーが巻き返しのチャンスと頑張っているようですが、産業として全く成り立たなくなり国内に生産者がなくなるほどのダメージを受けた場合は産業として再生するのは難しいですね。

これからは、単なる価格だけではなく、将来のことや環境も考えて経済活動も行わなければなりません。
というものの、国内でも競争が激しくどうしても安いものを求めてしまいます。
国内で自給しなければならないものや環境に配慮したものについては、支援をおこなうとともに、外国から輸入する際に課税を行なうなどを確実にしなければ、将来、自活できない日本になってしまいます。

特に木材の輸入に関しては考えなければならない問題で、割り箸についても国産木材を有効利用する意味で重要なアイテムです。
バイオマスエネルギーの活用などともあわせて、国内林業が再生されることが非常に重要な課題です。



Posted by 三和総合設計 at 06:51│Comments(1)
この記事へのコメント

お世話さまです。

たかが割り箸などと考え勝ちですが、おっしゃるように国産木材の有効利用より深く考えないといけない問題ですよね。納得です。
ブログランキング、ポチっとしました。

本日、私も元利均等返済についての
記事を書きましたので
よろしければ遊びにいらしてください。

よろしくお願い致します。


Posted by 邦平潤平 at 2006年05月25日 05:39
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