
2006年07月08日
水車の町
京都新聞の別冊で毎週土曜日に「滋賀新聞」というものが添付されます。
その記事にいつも「駅から町へ」と題して、JRの駅などの紹介がされます。
今回は、合併後東近江市になった旧能登川町の能登川駅が紹介されていました。
能登川町は「水車の町」を標榜しています。伊庭内湖に水車やカヌーの発着場を作ったりして、昔の精米作業の体験ができるようにしたりしています。
車で通ると、公園内に水車が見えて、のどかな田園風景と似合って良い景色だなと思うこともありました。
しかしながら、今日新聞で見たJRの能登川駅の雰囲気にはがっかりさせられました。
能登川町が「水車の町」を標榜しているということで、駅舎に上がる階段などを丸くして水車のイメージにしているのかもしれませんが、なんか変です。無理して駅舎にイメージを取り込む必要があるのでしょうか。
私たちも公共の建物を設計するときには、なにかイメージしながら設計を進めることが多いのですが、どうしても無理なこじつけになることもあります。水車の木のイメージと銀色でただ丸いだけの階段室とは全くかけ離れたものがあります。
駅舎にかけられる費用の問題などもあると思いますので、本当は無理せず周囲の景観を害しない建物をつくり、外構などに水車のイメージを導入すれば良かったのではないかと思ったりして見ています。
設計作業っていろいろあって難しいものですが、あまり考えすぎにならず、今ある技術を最大限に活かし、昔の良さも最大限取り込むという考え方であればよいのではないかと思っています。
その記事にいつも「駅から町へ」と題して、JRの駅などの紹介がされます。
今回は、合併後東近江市になった旧能登川町の能登川駅が紹介されていました。
能登川町は「水車の町」を標榜しています。伊庭内湖に水車やカヌーの発着場を作ったりして、昔の精米作業の体験ができるようにしたりしています。
車で通ると、公園内に水車が見えて、のどかな田園風景と似合って良い景色だなと思うこともありました。
しかしながら、今日新聞で見たJRの能登川駅の雰囲気にはがっかりさせられました。
能登川町が「水車の町」を標榜しているということで、駅舎に上がる階段などを丸くして水車のイメージにしているのかもしれませんが、なんか変です。無理して駅舎にイメージを取り込む必要があるのでしょうか。
私たちも公共の建物を設計するときには、なにかイメージしながら設計を進めることが多いのですが、どうしても無理なこじつけになることもあります。水車の木のイメージと銀色でただ丸いだけの階段室とは全くかけ離れたものがあります。
駅舎にかけられる費用の問題などもあると思いますので、本当は無理せず周囲の景観を害しない建物をつくり、外構などに水車のイメージを導入すれば良かったのではないかと思ったりして見ています。
設計作業っていろいろあって難しいものですが、あまり考えすぎにならず、今ある技術を最大限に活かし、昔の良さも最大限取り込むという考え方であればよいのではないかと思っています。
Posted by 三和総合設計 at 08:00│Comments(0)