
2008年03月15日
コラボの家
今日と明日の二日間、「コラボの家」の完成見学会を行ないます。

もともと建築物はコラボレーション(共同作業)で造るものですね。
それなのにあえて「コラボの家」と言っているのは意味があります。
いつも書いているように、最近では住まいづくりがお金儲けの対象になっています。
そのため、不動産屋さんが主導でつくる住まいであったり、材木屋さんが造る住まいがあったり、工務店が作る住まいでも、住まい手のための住まいづくりとはとってもいえないようなものがたくさんある、いや、ほとんどがそんなものではないでしょうか。
そもそも、住まいづくりにはたくさんの職種がかかわります。
それをまとめているのが工務店であって、昔のように大工工務店が内部の職人さんを使ってほとんどを完成させるということはありません。
そうなってくると、お客さんから仕事を受注する人のペースで住まいづくりが進められ、下請け職人さんたちはあまり良い条件で仕事が出来ないというのが現実のようです。
私たち設計事務所は昔から存在したわけではなく、最近になって住まいづくりにかかわるようになりました。
設計事務所の造る住まいはどこか違う。
良いように違う場合もあるのですが、普通の人にとってはとっつきにくいものばかりを造る設計者も多くいます。
でも、住まいづくりをちゃんと考えてみると、すべての職種の人たちが一番良い仕事をすることが必要なのですね。
ですから、私は設計は工務店から独立した設計事務所が設計し、工務店が施工管理能力を活かし、各種の職人さんたちの働きやすい環境を作り、職人さんたちは自分の力を最大限に発揮する。
こういったやり方が理想だと思うのです。
しかし現実には、なかなかそんな風にはいきません。
今回の仕事は特にそんなことを意識しながら仕事を進めることにしました。
地元の大工工務店さんには、いつも元請で仕事をされているのですが、今回はあえて得意な大工仕事に専念していただき、地域のゼネコンの方に全体管理をしていただきました。
見事に工程はぴったり収まり、いつものように大工仕事をはじめとする職人さんの仕事は丁寧に完成しました。
ゼネコンの監督さんはいつもの公共工事にお付き合いする職人さんとは違い、他の職種にもよく気を使ってくれる大工さんでしたと感想を述べておられました。
今回だけ特に気を使っていると言うわけではないのですが、コラボレーションによる住まいづくりというのが一番だと思います。
ハウスメーカーや工務店が主導する住まいづくりとは一味違う進め方、これが設計事務所がかかわる住まいづくりの良い点ではないかと思っています。(工務店を排除するオープンシステムとは違います)

コラボといえば、使った木材も兵庫県と滋賀県のコラボです。
施主さんのお父さんの出身地の木と地元の木を両方使った住まいづくり。
大工さんが住まい手の方々の思いを乗せて一本一本刻んでくれました。

もともと建築物はコラボレーション(共同作業)で造るものですね。
それなのにあえて「コラボの家」と言っているのは意味があります。
いつも書いているように、最近では住まいづくりがお金儲けの対象になっています。
そのため、不動産屋さんが主導でつくる住まいであったり、材木屋さんが造る住まいがあったり、工務店が作る住まいでも、住まい手のための住まいづくりとはとってもいえないようなものがたくさんある、いや、ほとんどがそんなものではないでしょうか。
そもそも、住まいづくりにはたくさんの職種がかかわります。
それをまとめているのが工務店であって、昔のように大工工務店が内部の職人さんを使ってほとんどを完成させるということはありません。
そうなってくると、お客さんから仕事を受注する人のペースで住まいづくりが進められ、下請け職人さんたちはあまり良い条件で仕事が出来ないというのが現実のようです。
私たち設計事務所は昔から存在したわけではなく、最近になって住まいづくりにかかわるようになりました。
設計事務所の造る住まいはどこか違う。
良いように違う場合もあるのですが、普通の人にとってはとっつきにくいものばかりを造る設計者も多くいます。
でも、住まいづくりをちゃんと考えてみると、すべての職種の人たちが一番良い仕事をすることが必要なのですね。
ですから、私は設計は工務店から独立した設計事務所が設計し、工務店が施工管理能力を活かし、各種の職人さんたちの働きやすい環境を作り、職人さんたちは自分の力を最大限に発揮する。
こういったやり方が理想だと思うのです。
しかし現実には、なかなかそんな風にはいきません。
今回の仕事は特にそんなことを意識しながら仕事を進めることにしました。
地元の大工工務店さんには、いつも元請で仕事をされているのですが、今回はあえて得意な大工仕事に専念していただき、地域のゼネコンの方に全体管理をしていただきました。
見事に工程はぴったり収まり、いつものように大工仕事をはじめとする職人さんの仕事は丁寧に完成しました。
ゼネコンの監督さんはいつもの公共工事にお付き合いする職人さんとは違い、他の職種にもよく気を使ってくれる大工さんでしたと感想を述べておられました。
今回だけ特に気を使っていると言うわけではないのですが、コラボレーションによる住まいづくりというのが一番だと思います。
ハウスメーカーや工務店が主導する住まいづくりとは一味違う進め方、これが設計事務所がかかわる住まいづくりの良い点ではないかと思っています。(工務店を排除するオープンシステムとは違います)

コラボといえば、使った木材も兵庫県と滋賀県のコラボです。
施主さんのお父さんの出身地の木と地元の木を両方使った住まいづくり。
大工さんが住まい手の方々の思いを乗せて一本一本刻んでくれました。
Posted by 三和総合設計 at 07:53│Comments(0)