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2008年03月17日

日本の将来像

最近、日本の将来像を考えることがよくあります。

私も年齢が50歳を超え、子どもも今年の4月から就職自立し、自分が生きていく目標が変わっていくターニングポイントかなと思ったりします。

50歳を超えるということになると、関心事は高齢化社会かというとそうでもありません(もちろんそれも気になりますが)。
一番思うことは、次の世代の人々がどうなるのだろうということです。

新聞記事などで、地球温暖化や食糧問題など、今は直接実感しないけれど今のうちに手を打っておかないと後ではどうしようもないことが取り上げられています。
しかし、そういったことに対し、根本的な対策を採ろうと考えないのです。
地球温暖化を考えるとバイオマスエネルギーなどの活用などは、森林国日本では当たり前のように考えられても良いのですが、エネルギーを取り出すための効率が悪いため採算が合わないと北欧などに比べれば極端に消極的な取り組みです。

中国から農薬汚染された食品が輸入され大騒ぎになっていますが、それよりも日本の食料自給率の低さを問題にすべきはずです。しかし、価格の安さを考えると、中国とのお付き合いは捨てがたい。

こんな目先の利益ばかりを追求するやり方では、日本の将来はどうしようもないものになってしまうと思うのです。
私たちは戦後生まれ、ちょうど日本の成長期に人生の一番活力あるときを過ごしてきました。苦しいときもあったように思いますが、それなりの生きがいをもって生きてきたと思います。

しかしこれからはどうでしょうか。
先に述べたような環境の問題もありますが、仕事についても暗いものがあります。
本当にちゃんとした仕事が成り立つでしょうか。
どんな仕事でも、超巨大企業の傘下に入るか、あまり良くない商品でも良いものに見せかけ、人をだますかぎりぎりの売り方をするしかないのではないかと思ったりします。

自分の能力を活かし、生きがいを持って仕事をすることなど夢物語ではないでしょうか。
大きな企業には、若い間だけ臨時雇用され、年をとれば捨てられてしまう。そんな姿が今の社会の姿から予測されます。

もう、根本的な改革しか道は無いでしょう。
道路特定財源などもってのほかです。
一般財源化し、本当に社会のために使うのです。
無駄な役人は全部切ります。もちろんその方々の生活もありますから、必要なところに再配置する必要はありますが。。。

日本は幅広い社会になりすぎたのではないでしょうか。
自由な社会ですから何でも出来ます。
あちこちでいろんな問題がおきます。
いろんな問題に対応するために、お役所がますます大きくなります。
お役所のシステムは縦割りですから、一旦大きくなると小さくすることはありえません。
ここを変えないといけないのです。

毎年、お決まりのように3月末になればお役人の移動があります。
私たちがお役所の人とかかわりを持っている中で、人事異動でよい結果を感じたことはありません。
新しく赴任した人は専門外だからとか、この仕事は初めてだからなどといって少ないとも一年目はあまり仕事が進みません。
こんな不効率なことがあっても、お決まりのように人事異動がなされます。

将来を考えて、今までの常識を打ち破らなければなりません。
常識を打ち破ることで、問題もおきると思いますが、少しは我慢しなければなりません。

今やらなければ、日本の将来は大変なことになると思いますが、皆さんはどう思われます? 



Posted by 三和総合設計 at 07:39│Comments(0)
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