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2008年04月17日

コンビニ弁当

今朝の新聞記事に、フードマイレージについて書かれていました。

皆さんもフードマイレージについてはご存知でしょうね。

そこには実際のコンビニ弁当の輸入先が書いていました。
幕の内弁当の写真が載せてあり、その食材ごとに世界地図から線が引かれており、すごく分かりやすいものでした。

食材のうち、国産のものは煮物の一部、ごはん、厚焼き玉子です。
つくねとシューマイはブラジル産、トンカツはデンマーク、サケはチリ又はノルウェー、海老天はタイ、インゲン和え、煮物の一部、梅干は中国です。

予想以上でしたね。

フードマイレージと言う考え方は食料の年間総輸入量に輸送距離をかけたもので、2003年度から環境白書で取り上げられているそうですが、日本が世界最高で、人口一人当たりでアメリカの8倍にもなるそうです。

幕の内弁当の食材を見ていると、日本で生産しにくいものは一つもありませんね。
梅干なんか日本の文化のような感じがしますが、これも中国から。

結局、お金儲けに企業が動き、安さを求める国民が弁当を買っているのですね。

ただ、それによる地球温暖化の対策費用などは誰が負担するのでしょうか。
国民から広く集めた税金からなされるのだと思います。

環境のことを考え行動する人も、そうでない人も関係ありません。

フードマイレージなど数値化するのなら、ただ数値であらわすだけではなく、その数値を使って環境税を徴収することなどまで考えないと意味がありませんね。

木材に関してもウッドマイレージという考え方があります。

フードマイレージにしてもウッドマイレージにしても当たり前のように海外から輸入するほうが数値も大きくなり環境に負荷が大きくなります。
その当たり前のことがわかっていても、それが選択される理由、つまり、目先の価格が安けりゃそれでいいという考え方をどうにかしなければなりません。

数値を示すことにより、国民の意識を変えてもらうことも重要ですが、環境意識があっても、経済的な理由によりそれが出来ないという人もたくさんいると思います。

輸入することに大きな問題があるのなら、せめてそれに環境に関する税金を付加し、国内で生産している製品などへの支援をしなければならないと思います。

誰が考えても同じようなところへ行き着くと思うのですが、それが出来ない理由は何なのかをよーく考えて見なければなりません。 



Posted by 三和総合設計 at 07:45│Comments(0)
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