
2008年05月10日
ワークシェアリングの離島
朝のテレビ番組で、ワークシェアリングの離島の話がされていました。
大分県の姫島という島だそうです。
島に渡るフェリーは赤字だそうですが、離島の村の公営で、村民の足を守っています。
村の役場で働く人の数は通常の公務員の1.8倍、お年寄りのお世話も手厚く、かかる医療費は逆にかなり少なくて済んでいるようです。
職員の給与は他の自治体と比べ7割以下、フェリーに働く船員の給与は、民間で働いていたころよりも半分ぐらいだそうです。
それでも、島には若い世代や子どもが一杯。お年よりも何不自由なく暮らせているそうです。島で暮らすにはそんなにお金がかからない。だからやっていけるということでした。
この放送を見て、今の日本が抱えている問題が浮き彫りになるような気がしました。
普通の国民は、お金ばかりが大事と考えているわけではない。
安心して豊かに暮らせれば良いのですが、今の社会では豊かに暮らすためにはお金を稼ぐしかない。お金を稼ごうとすると、豊かな暮らしが出来ない。
お金がかからず、豊かな暮らしができる仕組みを再構築するしかないのですね。
離島だから出来るシステムだ。ワークシェアリングなんていう言葉が出来るずいぶん昔(40年ぐらい前)からしていたことだそうです。
他の過疎地では、若者が豊かさを求めて、お金を求めて都会へと出て行く。残された村は過疎化に苦しみ、都会へ出た若者も本当の意味での豊かさを得ることは出来ない。
こんな矛盾を今の日本は抱えています。
姫島のシステムは、官でやれることは官でやるということです。
何でもかんでも民営化しようという動きとまったく逆ですね。
ただ違うのは、官が本当の公の意識を持っているということです。村民のために、皆で支えあう。そのための公務員なのです。
今の日本の公務員は公の意識が薄くなり、自分が楽に過ごせることが先にたち、次に住民サービスということになってしまっているケースも多くあります。
本当に公の意識さえあれば、国民同士の相互扶助の意識があれば、お金が無くても福祉の充実と豊かな生活が実現できると言う訳です。
離島だからできるシステム、日本全体に当てはまるわけではないと言われていましたが、日本の社会がもう一度見直さなければならない中味がたくさんあるのではないでしょうか。
競争の中からお金を稼ぎ、それにより豊かさを得ようとする仕組みは限界があります。
今日の成功者は明日の失敗者。
そんな危うい社会より、みんなでつつましくも豊かな生活を目標にする必要があるのではないでしょうか。
大分県の姫島という島だそうです。
島に渡るフェリーは赤字だそうですが、離島の村の公営で、村民の足を守っています。
村の役場で働く人の数は通常の公務員の1.8倍、お年寄りのお世話も手厚く、かかる医療費は逆にかなり少なくて済んでいるようです。
職員の給与は他の自治体と比べ7割以下、フェリーに働く船員の給与は、民間で働いていたころよりも半分ぐらいだそうです。
それでも、島には若い世代や子どもが一杯。お年よりも何不自由なく暮らせているそうです。島で暮らすにはそんなにお金がかからない。だからやっていけるということでした。
この放送を見て、今の日本が抱えている問題が浮き彫りになるような気がしました。
普通の国民は、お金ばかりが大事と考えているわけではない。
安心して豊かに暮らせれば良いのですが、今の社会では豊かに暮らすためにはお金を稼ぐしかない。お金を稼ごうとすると、豊かな暮らしが出来ない。
お金がかからず、豊かな暮らしができる仕組みを再構築するしかないのですね。
離島だから出来るシステムだ。ワークシェアリングなんていう言葉が出来るずいぶん昔(40年ぐらい前)からしていたことだそうです。
他の過疎地では、若者が豊かさを求めて、お金を求めて都会へと出て行く。残された村は過疎化に苦しみ、都会へ出た若者も本当の意味での豊かさを得ることは出来ない。
こんな矛盾を今の日本は抱えています。
姫島のシステムは、官でやれることは官でやるということです。
何でもかんでも民営化しようという動きとまったく逆ですね。
ただ違うのは、官が本当の公の意識を持っているということです。村民のために、皆で支えあう。そのための公務員なのです。
今の日本の公務員は公の意識が薄くなり、自分が楽に過ごせることが先にたち、次に住民サービスということになってしまっているケースも多くあります。
本当に公の意識さえあれば、国民同士の相互扶助の意識があれば、お金が無くても福祉の充実と豊かな生活が実現できると言う訳です。
離島だからできるシステム、日本全体に当てはまるわけではないと言われていましたが、日本の社会がもう一度見直さなければならない中味がたくさんあるのではないでしょうか。
競争の中からお金を稼ぎ、それにより豊かさを得ようとする仕組みは限界があります。
今日の成功者は明日の失敗者。
そんな危うい社会より、みんなでつつましくも豊かな生活を目標にする必要があるのではないでしょうか。
Posted by 三和総合設計 at 08:20│Comments(0)