2008年05月20日

カイニョ

昨日、富山は台風の影響か、風がとても強かったです。
砺波地方独特の季節風かと思っていましたが、県内全体が強風だったようです。


砺波地方の散居村には『アズマダチ』と呼ばれる民家があり、強風から守るために『カイニョ』とよばれる杉林が民家を囲んでいるのが特徴です。
妻面(玄関)が東向きだから『アズマダチ』と呼ぶと聞いた事がありますが、私の実家の周辺は砺波平野でも山沿いで風の向きが違うのか妻面は北にぶれています。
砺波地方に吹く季節風はこの地域独特のもので、トラックが横転するほどの強風が吹く時もあります。

そんな強風から家を守ってくれている『カイニョ』なのですが、
今回のような強風が吹くと家の庭は杉の葉(富山弁で『すんば』といいます)
でいっぱいになります。実はこれを拾うのが大変な苦労・・・。
この『すんば』きれいに拾うと軽トラ3台分くらいの量になります。
昨日も実家に用事があってちょっと寄ったのですが、庭は『すんば』だらけでした。
家族も歳をとってきたし手入れも大変。。。
という事で今年の春にカイニョの枝打ちをしたのですが、それでも結構な量が落ちていました。


散居村のきれいな景色。守るのにもたくさんの苦労があります。 



Posted by 三和総合設計 at 10:37│Comments(0)
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