
2008年12月17日
意味のない育児休業
最近、企業の雇用問題がいろいろと取り上げられていますよね。リストラ、内定取消、派遣社員問題・・・・・・。仕事がしたくても仕事ができない。雇ってくれるところがない。そんな状況が急速に進んでいます。今朝のニュースでも、この問題に巻き込まれたあるご夫婦の話が取り上げられていました。奥さんが育児休業中。そのさなかにご主人が職を失った。再就職探しをしてもなかなか見つからない。そこで奥さんは、育児休業を取止めて職場復帰をしようとした。でも・・・・・子供を預かってくれる保育園がない!働ける職場があるのに働きにいけない。そんな状況に困っておられる姿がありました。私も子供を保育園に預けながら仕事をしてきました。サラリーマンではないので、ある程度自由が利くし、家には義父母もいてくれたので、いざとなれば見てくれる状況だったので、恵まれた条件だったかもしれません。でも、自営業という立場で逆にしんどいこともありました。産後は1ヶ月ちょっとで復帰。育児休業なんてゆっくりしてたら、明日のごはんにも困ってしまいます。子供がある程度大きくなるまでは、世話をしてやりたいなと思ってもできない生活状況。公園に連れていったり、一緒に遊んでやったりなんて余裕はありませんでした。おっぱいをあげる程度しか・・・・・なので、たとえ一年とは言え、仕事のことを忘れ育児休業をとれる人がうらやましかった覚えがあります。いろんな制度ができて、女性も働き安くなったり、子育て後に社会復帰もしやすくなったなあと思っていたのに、世間がとんでもない不景気になってしまうと、ちょっとしたことで何もかもが不可能になってしまう。その制度が不完全だったから余計です。私が子育てしていた頃から保育園の入園待ちは多かったと思います。その頃から、保育園の受入状況は何も変わっていないような・・・・・その中で、幼稚園が認可こども園として、0歳から3歳までの子供も預かれる制度があるということもニュースで流れていました。通常、幼稚園は3歳から。この保育園不足をちょっとでも解消しようということでこの制度ができたそうですが、これには国の補助がでません。それに取り組みたいと思われるある幼稚園の経営者がおられ、やろうとすると一億円の出費がいるとか。補助が受けられるように行政に訴えられていましたが、無理とのことで断念されました。急速に進むこの不景気。今朝のニュースで見た家庭もどんどん増えるのではないでしょうか。子育てもできない。職場復帰もできない。女性はどうしたらいいんでしょうね。旦那さんのお給料だけで生活ができて、自分の生き方の部分だけで考えるのなら、少々のことはガマンのしようもあるのでしょうが、生活ができないとなるとそんなことを言っていられません。生活していくためには、やっぱり「子供は産まない。」といった選択になるのでしょうか。国も変なことにお金を使うより、こいった国民の生活を守ることにしっかりお金を使ってほしいです。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
Posted by 三和総合設計 at 09:20│Comments(0)