
2008年12月06日
箱木家住宅
先週、今週と三木市にあるEディフェンスで木造伝統構法住宅の実験にかかわっていました。実験の内容は後日書きたいと思っていますが、実験の合間に重要文化財の「箱木家住宅」に行って来ました。 箱木家住宅は神戸市北区山田町にあります。神戸市と言ってもかなり山奥にあり、三木市にあるEディフェンスからは車で15分もかからないところでした。この住宅は最も古い部分で14世紀ごろのものではないかと言われているようです。現在建っている位置は、ダムの移転により移築された場所であり、移築にあたっていろいろな調査が行なわれ、移築前の姿から、最も昔の姿に復元されたようです。近世の民家は太い構造材で造られていますが、この住宅は均斉の取れた構造で、何度も改築された後が残っています。Eディフェンスではどんな建物が地震に強いのかということが話題の中心ですが、その実験の合間に、強いとか弱いとかを超越したような建物を見ることができたのはすばらしいことでした。もちろん建物は弱くて良いわけではありませんが、それ以上に大切なことがあることをlこの建物は語っているように思います。まず安いこと。次に強いこと。こんな思想で造られている最近の住宅は問題があることを再認識することができたと思います。シンプルな思想で建てられた建物は美しい。ごてごて飾らなければ良く見えない建物は何か変ですね。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
Posted by 三和総合設計 at 10:47│Comments(0)