
2008年12月01日
伝統構法を守らなければならない訳
みなさん、お久しぶりです。以前にも書いたように、先週は兵庫県のEディフェンスで伝統構法の実大実験に係わっていました。伝統構法の建物をかなりの費用をかけて実大実験をしてまで守らなければならない理由はどこにあるのでしょう。 実は、今週も2棟目の実験のため、明日からEディフェンスに出かけるのですが、その合間の土日に、富山から高山に出かけてきました。この写真が高山の古い町並みです。どうでしょう。この写真にすべての答えがあるのではないでしょうか。伝統構法を守る理由はいろいろあり、人によって力の入れどころも違うと思いますが、とにかく美しい。今、自分たちが持つ技術を使い、ある材料を大切に使い造られたものです。建築家が自分を売り込むために造るような建物では決してありません。このように大切に造られてきた建物を地震から守り、今後建てていく建物にもこのような思想をちゃんと入れ込んでいく。こんなことではないでしょうか。今週も明日から実験に出かけます。実験の報告はまた落ち着いたらしますので、しばらくお待ちください。木の家ネットのホームページのニュース欄には早速、実験のビデオが公開されていますので、興味のある方はご覧ください。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
Posted by 三和総合設計 at 07:20│Comments(0)