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2008年11月02日

経済対策と弱者対策

日本経済も含めた世界経済が大変なことになっていると言われています。私にはあまり実感はありません。特に株を買っているわけでもないし、地方の経済なんて世界経済に先行してとっくに悪い状態ですし。。。それでも、経済対策をしなくてはならないというのが一般的な考え方ですから、麻生総理大臣もいろいろと対策の中身を発表しています。それを見て思うのですが、経済が苦しくなっているからといって行なわれる経済対策は弱者対策とは全く違うということを正確に認識しなくてはならないということです。経済が良くなれば弱者も救えるという考え方なのでしょう。一家につき約6万円のお金をばら撒き、高速道路の料金を最高1000円までに引き下げる。そういう対策を行なうことによって、あちこちでお金を使わせ、経済を持ち直さそうとするものでしょう。何か今にも死にそうになっている人にカンフル注射をするような感じじゃないでしょうか。大量消費により支えられる経済の仕組み。それによって一見お金が儲かったような感じになり、余ったお金がさらに悪さをし、何か不安要素があると現実に戻り、不況に陥ったような気がする。こんなパターンから抜け出さなければ意味が無いのですが、今回の経済対策はそんな効果は期待できませんね。民主党が主張している高速道路の無料化とは少し考え方が異なるような気がします。高速道路も近くの道路も私たちの生活にとって欠かせないもの。だから無料化しようというのか、料金を安くしたら人はあちこち飛び回り、そこらじゅうでお金を落とすだろうと考えるのか。大きな違いがあると思います。私が住んでいる滋賀県には琵琶湖があります。美しくて自然いっぱいですが、反対岸に行くのには有料の橋を通らなければなりません。多くの人が毎日通行料を支払っています。本当は遠くまで遊びにいく高速道路料金よりも、そんな通行料を無料にして欲しいと思います。日本人の家庭には多くのたんす貯金が眠っているといわれています。でも、たんす貯金をしないと不安でしょうがない日本の社会の仕組みなので、それを使うことができないのです。今回の不況に対しては何らかの緊急対策は必要だとは思いますが、できるだけ根本的な改革が可能になるような対策をあわせて講じていただかなければならないと思います。今の自民党政権にそれを期待しても無理だと思いますが、国民は今から行なわれる経済対策が決して弱者対策ではないことを認識しておく必要があると思います。私たちが豊かに暮せるためには、株価が元に戻ることが必要なのではないと思います。株価の浮き沈みや、円の高低に関係なく安定した経済が続くことができる経済の仕組みの再構築が必要なのだと思います。人気blogランキング参加中。クリックお願いします! ↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。



Posted by 三和総合設計 at 08:25│Comments(0)
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