2008年10月16日

外来樹木

いつも住まいに利用される外国産木材について書いていますが、今日は公園や街路に植えられている外来樹木について一言。最近、太り気味の私と同じく太り気味の愛犬が朝の散歩に出かけています。同じ散歩するなら、近くに生えている樹木について調べてみようと思い、いろいろと調べてみました。散歩コースの途中には、現在は無料化されていますが、有料道路として建設された湖西道路の側道や、JRの唐崎駅前の公園などがあります。街路樹に使われているのが多いのは、ケヤキ、クスノキなどですが、道路建設の際にできた法面や空地にはモミジバフウやナンキンハゼなどが多く植えられています。また、公園にはユリノキ、ヤマモモなどがよく見かけられます。上記の中で、モミジバフウ、ナンキンハゼ、ユリノキなどは外来種で、かなりの量が植えられています。外来種が多いなあという気持ちであちこちの街路樹を見てみると、クスノキやケヤキはかなりありますが、ユリノキ、プラタナスなど外来種が多く植えられていることがわかりました。先日、県が主体となって森づくり交流会が野洲の森林公園で開催されましたが、そこでもモミジバフウが多く植えられていました。当日、県の森林関係の職員が大勢おられましたので、そのことについて少し聞いたところ、モミジバフウなどは一旦裸地にしたところに植えても良くつく種なのだそうです。その反面、日本のコナラなどはなかなか定着してくれないそうです。道路を作ったりや公園を作ったりする時に、確かに樹木が定着してくれないと困ることはわかるのですが、安易にそういう判断をしても良いのでしょうか。高速道路を作ったり、新しい計画道路を作ったり、作る側は簡単に地形図に線を入れ、高低差は法面などで処理し、そこに定着しやすい外来種を植えて緑を確保する。こんなことが安易に行われていることがわかりました。早く目的地に着くことも大事かもしれませんが、地形や自然を残し、地域は地域で生きていける仕組みを大事にしながら、必要な施設を作るということが大事なのではないかと思いました。遠くから見ると緑がある場所でも、一旦開発が進むと知らないうちに中身が変わっているのです。怖いですね。。。人気blogランキング参加中。クリックお願いします!↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。



Posted by 三和総合設計 at 07:44│Comments(0)
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