
2008年10月11日
県産材を活用する家づくりグループ意見交換会
昨日、滋賀県立琵琶湖博物館のセミナールームをお借りして「県産材を活用する家づくりグループ意見交換会」が開催されました。県産材を活用して家を造っているグループが集まり、県が提唱する「滋賀らしい環境こだわり住宅整備指針」に基づく登録制度を活用し、広く県民に県産材の利用や地域の住宅供給者たちがつくる家づくりなどをPRしていくための第一歩にしようとするものです。県内各地から10団体が集まり、登録制度の説明をはじめ、県産材の状況などについて意見交換がされました。県産材が利用しくい理由は、もともとストックが少ないことが大きな原因です。ストックが少ないのは価格が合わないからです。山は木材の価格が安いので、木を切らない。供給者は県産材があってもお客さんの価格要求がきついので県産材を使えない。意見交換会の中でも相変わらずこのような話が出されていましたが、こんな話を何度続けても意味がありません。本当に県産材を使う意味があるのなら、お客さんにそのメリットを説明し、実際的にそのメリットを享受していただき、山が経済的に成り立つ価格で木材を購入したらよいのです。県が提唱する「滋賀らしい環境こだわり住宅整備指針」では、県産材を活用することはもちろんですが、設計者、工務店、木材関係者が連係することをひとつの柱にしています。住宅供給者が連係し、県産材を利用した住まいの良さを追求して欲しいということなのです。地域材を使うということは環境に優しい。それだけで住まい手の方々に県産材を使っていただくことは難しいのです。価格に見合う良さを出せるかどうか。それが関係者の連係によって出せるのか。そこがキーポイントなのです。参加されているグループのみなさんがどこまで本気で県産材を活用することを考えているのか。できれば県産材を使いましょうでは、絶対使う方向には向かいません。県産材を使うことが当たり前だ。そのため関係者はできるだけの努力をする。それでも足らない分は行政などの応援もお願いする。それでも無理な場合は、県産材を使えないこともある。それぐらいの意気込み出ないと、地産地消は進まないと思います。人気blogランキング参加中。クリックお願いします!↑ の部分をポチッと押していただくだけでOKです。
Posted by 三和総合設計 at 09:00│Comments(0)