
2005年12月05日
自己責任
土日の夕食はと二日続きの鍋。それもまったく一緒のちゃんこ。味がみそとしょうゆの違いぐらいで・・・・・。住まいのコラムなのにまたまた今週も食べ物の話?いやいや・・・。
土曜日は、学生時代の同窓会で彦根へ。あのキャッスルロードの中にあるお店で盛り上がりました。遠方から来ている者も多く、彦根の変貌ぶりにみんなびっくりだったようです。
久々に会う同級生(といっても年上も若干いやかなり含まれているんですが)はすっかりおじさま。気分は学生のままなんだろうけど、顔を合わすなり頭(薄さ具合)と目(老眼)と足腰の話。次は仕事の話。建築学科の仲間なので、さすがに仕事も建築関係がほとんど。業界の景気の悪い話ももちろんですが、姉歯問題も話題にあがります。真面目な話もするけど、最終は姉歯さんの頭の話に・・・(やっぱりそこに戻るんかい!)
そんなこんなで、夜遅くまで学生時代に戻り中年パワー爆裂でした。ついていけん・・・。
日曜日は木考塾の定例会と忘年会。今回は山側のお話を聞く勉強会。木の伐採を生業としておられる方に山の現状をお話していただきました。山が生活していけない状況、後継者の問題。いろいろ課題は多くあります。その中で印象に残った内容が、「何も考えず木を切るだけなら誰にでもできるだろう。しかし、あとのことをしっかり頭に描きながら伐ることはマニュアルで示せるものではない。木を大事に、使えるように伐るこれが大切で難しいことなんだ」ということ。当たり前といえば当たり前。だけどこのことを川下の私たちがどれくらい本気で理解してるんだろうと考えさせられました。本気でわかれば、山に返すお金も木の値段も当たり前のように出てくるものじゃないのかなあ。得か損か、安ければ安いほどいい、安いけどいいものが手に入れたい。これではなんの解決にもならないし、それを求めることによって将来私たちの生きていく根源となる空気や水に影響が出て、命にかかわることになっても文句は言えないように思います。姉歯問題もいろんな人の基本的なモラルの欠如が根本的な原因ではあるけど、それを引き出したのは、安くていいものという有り得ないもの求め続けている社会や自分自身であることも考えてほしいなと思います。今被害を受けているのはあの問題のマンションを買った方たちだけだけど、明日はわが身。山の問題ひとつとっても、私たちが生きていけない状況になるかもしれないという危機感をもち、ものの本質をしっかり考えて行動して社会全体を変えていかないと、私たちはもちろん子供たちにも未来が見えてこないように思います。何をするにも得か損かを追い求めることは自己責任というリスクも負っていること、それに加えて社会に対しても責任を負っているということをしっかり肝に銘じておくべきです。

土曜日は、学生時代の同窓会で彦根へ。あのキャッスルロードの中にあるお店で盛り上がりました。遠方から来ている者も多く、彦根の変貌ぶりにみんなびっくりだったようです。
久々に会う同級生(といっても年上も若干いやかなり含まれているんですが)はすっかりおじさま。気分は学生のままなんだろうけど、顔を合わすなり頭(薄さ具合)と目(老眼)と足腰の話。次は仕事の話。建築学科の仲間なので、さすがに仕事も建築関係がほとんど。業界の景気の悪い話ももちろんですが、姉歯問題も話題にあがります。真面目な話もするけど、最終は姉歯さんの頭の話に・・・(やっぱりそこに戻るんかい!)
そんなこんなで、夜遅くまで学生時代に戻り中年パワー爆裂でした。ついていけん・・・。
日曜日は木考塾の定例会と忘年会。今回は山側のお話を聞く勉強会。木の伐採を生業としておられる方に山の現状をお話していただきました。山が生活していけない状況、後継者の問題。いろいろ課題は多くあります。その中で印象に残った内容が、「何も考えず木を切るだけなら誰にでもできるだろう。しかし、あとのことをしっかり頭に描きながら伐ることはマニュアルで示せるものではない。木を大事に、使えるように伐るこれが大切で難しいことなんだ」ということ。当たり前といえば当たり前。だけどこのことを川下の私たちがどれくらい本気で理解してるんだろうと考えさせられました。本気でわかれば、山に返すお金も木の値段も当たり前のように出てくるものじゃないのかなあ。得か損か、安ければ安いほどいい、安いけどいいものが手に入れたい。これではなんの解決にもならないし、それを求めることによって将来私たちの生きていく根源となる空気や水に影響が出て、命にかかわることになっても文句は言えないように思います。姉歯問題もいろんな人の基本的なモラルの欠如が根本的な原因ではあるけど、それを引き出したのは、安くていいものという有り得ないもの求め続けている社会や自分自身であることも考えてほしいなと思います。今被害を受けているのはあの問題のマンションを買った方たちだけだけど、明日はわが身。山の問題ひとつとっても、私たちが生きていけない状況になるかもしれないという危機感をもち、ものの本質をしっかり考えて行動して社会全体を変えていかないと、私たちはもちろん子供たちにも未来が見えてこないように思います。何をするにも得か損かを追い求めることは自己責任というリスクも負っていること、それに加えて社会に対しても責任を負っているということをしっかり肝に銘じておくべきです。

Posted by 三和総合設計 at 14:32│Comments(0)