
2005年08月01日
木の香り
木は材種によっていろんな香りがします。
仕事で木と触れ合う機会が増え、建築材として使う木材くらいは木の肌を見て材種が分かるようになろう!と思っていたのですが、木材のどの部分を見るかによってや、個々の木の育ち方などによって、木の肌の表情が違ってくるので簡単には判断がつけにくいというのが現実です。
それでも、木材によっては独特のにおいをもっているものもあり、慣れるまでの間は木の匂いをかいで材種を判断するのが一番手っ取り早い方法だと思います。
木の香りを覚えることで、私たちの家づくりで使う国産材の材種の判断はグッと簡単になりました。杉・桧・松・ヒバ。みんなそれぞれ特徴のある香りがします。おそらく、その人それぞれで木の香りの好みも違うと思います。
我が家の完成見学会の時に、こんな出来事がありました。
子供連れの親子が見学に来られて中に入られる時、お母さんが子供さんに『木のいい香りがするねぇ〜』と言うと子供さんはニコニコ顔で『うん!!』と答えて中に入っていかれたのですが、勝手口辺りに来た時に、その子供さんが『ここはクサイ!!』と言って鼻をつまんでいたのです。
そんなに匂いのするモノは置いていないはずなのに、なんでかな?と思い、勝手口の辺りをクンクン匂いでみて、子供さんがクサイと言った原因がわかりました。勝手口には靴をしまう棚があり、その靴を置く棚板を少しでも水に強い材種にしようという大工さんのご好意で、棚板をヒバ材にしてもらっていたのです。
確かに勝手口の辺りに行くと、杉のやわらかな香りとは違い、ヒバ独特のツンとした匂いがします。その子供さんにとってみたら、ヒバの香りは臭かった。のでしょうね。子供の率直な意見になるほどなぁ〜。と思った出来事でした。
ちなみに、私にとってケヤキの匂いは『小さい頃によく遊んだ近所のお宮さんの匂い』です。ケヤキの匂いも強い時は決して『いい香り〜!!』とは言い難い気もするのですが、私にとっては懐かしい香りです。
あと、最近気がついた事なのですが、杉の木をかたく絞ったフキンで拭くと、チョコレートのニオイがします。主人は違う!と言っていますが、私にはそんな気がします。
滋賀で行われている端材工房では、たくさんの材種の木と触れ合う事ができると思います。それぞれの木の香りを楽しんでみて下さい。何かおもしろい発見があるかもしれませんよ。
仕事で木と触れ合う機会が増え、建築材として使う木材くらいは木の肌を見て材種が分かるようになろう!と思っていたのですが、木材のどの部分を見るかによってや、個々の木の育ち方などによって、木の肌の表情が違ってくるので簡単には判断がつけにくいというのが現実です。
それでも、木材によっては独特のにおいをもっているものもあり、慣れるまでの間は木の匂いをかいで材種を判断するのが一番手っ取り早い方法だと思います。
木の香りを覚えることで、私たちの家づくりで使う国産材の材種の判断はグッと簡単になりました。杉・桧・松・ヒバ。みんなそれぞれ特徴のある香りがします。おそらく、その人それぞれで木の香りの好みも違うと思います。
我が家の完成見学会の時に、こんな出来事がありました。
子供連れの親子が見学に来られて中に入られる時、お母さんが子供さんに『木のいい香りがするねぇ〜』と言うと子供さんはニコニコ顔で『うん!!』と答えて中に入っていかれたのですが、勝手口辺りに来た時に、その子供さんが『ここはクサイ!!』と言って鼻をつまんでいたのです。
そんなに匂いのするモノは置いていないはずなのに、なんでかな?と思い、勝手口の辺りをクンクン匂いでみて、子供さんがクサイと言った原因がわかりました。勝手口には靴をしまう棚があり、その靴を置く棚板を少しでも水に強い材種にしようという大工さんのご好意で、棚板をヒバ材にしてもらっていたのです。
確かに勝手口の辺りに行くと、杉のやわらかな香りとは違い、ヒバ独特のツンとした匂いがします。その子供さんにとってみたら、ヒバの香りは臭かった。のでしょうね。子供の率直な意見になるほどなぁ〜。と思った出来事でした。
ちなみに、私にとってケヤキの匂いは『小さい頃によく遊んだ近所のお宮さんの匂い』です。ケヤキの匂いも強い時は決して『いい香り〜!!』とは言い難い気もするのですが、私にとっては懐かしい香りです。
あと、最近気がついた事なのですが、杉の木をかたく絞ったフキンで拭くと、チョコレートのニオイがします。主人は違う!と言っていますが、私にはそんな気がします。
滋賀で行われている端材工房では、たくさんの材種の木と触れ合う事ができると思います。それぞれの木の香りを楽しんでみて下さい。何かおもしろい発見があるかもしれませんよ。
Posted by 三和総合設計 at 16:32│Comments(0)