
2005年06月27日
環境へのこだわり
今、私たちの仲間が滋賀県と一緒に環境こだわり住宅に取り組んでいます。地球温暖化の問題が叫ばれる中、住宅においてもその環境性が重要視されるようになりました。
「滋賀らしい環境こだわり住宅」を推進するための会議で、なぜ環境こだわりなのか、職人のこだわりと何が違うのか、様々な意見が飛び交っています。そういった中で、滋賀県は琵琶湖を抱え、近畿の水がめとしての重要性を考えると、森林の活用や保全と琵琶湖を結びつけて説明すると一般県民にもわかりやすいのではないかという意見が出ています。
滋賀県では琵琶湖を中心とした環境問題がいろいろと考慮され、他府県から見れば環境先進県として扱われているようです。私もこの考え方には異論はないのですが、近くの山の木を使って建てる木造在来工法住宅は耐久性が高いことが最も環境性があるのだと思うのです。森林の木々が太陽の恵みを受け、ほとんどエネルギーを使うことなく50年から70年ぐらいで住宅に利用できるぐらいに育ってくれます。これと同じ期間以上の耐久性をもつ住まいをつくれば、資源は循環することができ、廃棄する際にもほとんど問題のない構造の住宅なのです。
こういう地味ですが最も重要な議論が一般の住まい手に理解されるようにならないと本当の環境問題の解決にはつながらないと思います。
いろいろな会で行なわれている環境への取り組みでも、雨水利用や太陽熱利用など、2次的なものが多く、最も重要な住まいそのものの構法について評価されているものはほとんどありません。
もう一度、ものの見方の本筋を考え直してみたいものです。
「滋賀らしい環境こだわり住宅」を推進するための会議で、なぜ環境こだわりなのか、職人のこだわりと何が違うのか、様々な意見が飛び交っています。そういった中で、滋賀県は琵琶湖を抱え、近畿の水がめとしての重要性を考えると、森林の活用や保全と琵琶湖を結びつけて説明すると一般県民にもわかりやすいのではないかという意見が出ています。
滋賀県では琵琶湖を中心とした環境問題がいろいろと考慮され、他府県から見れば環境先進県として扱われているようです。私もこの考え方には異論はないのですが、近くの山の木を使って建てる木造在来工法住宅は耐久性が高いことが最も環境性があるのだと思うのです。森林の木々が太陽の恵みを受け、ほとんどエネルギーを使うことなく50年から70年ぐらいで住宅に利用できるぐらいに育ってくれます。これと同じ期間以上の耐久性をもつ住まいをつくれば、資源は循環することができ、廃棄する際にもほとんど問題のない構造の住宅なのです。
こういう地味ですが最も重要な議論が一般の住まい手に理解されるようにならないと本当の環境問題の解決にはつながらないと思います。
いろいろな会で行なわれている環境への取り組みでも、雨水利用や太陽熱利用など、2次的なものが多く、最も重要な住まいそのものの構法について評価されているものはほとんどありません。
もう一度、ものの見方の本筋を考え直してみたいものです。
Posted by 三和総合設計 at 17:35│Comments(0)