
2004年11月24日
転勤
住宅の寿命が25年程度であるという原因のひとつに、住まい手が耐久性の高い住まいを望んでいないということがあげられます。耐久性が50年以上あるような住まいを造ろうとすると、いろいろと配慮しなければならない内容があり、少なくともローコスト住宅というわけにはいかないように思えます。
住まい手の方々は耐久性の高い住まいが良いのに決まっていますが、コストが第一で自分の置かれている状況を考えると、耐久性が第一といえない状況があるのでしょう。
その状況の原因のひとつが「転勤」であると思います。
近年では、勉強のできる?優秀な子は良い大学にいって、大手企業や国家公務員を目指します。そうすると、安定的な収入が得られるのでしょうけれど、そこについてくるのが転勤です。私の大学の同級生もゼネコンに多くが入社し、郷里から離れて就職し、その会社から現場に出、その付近で結婚し、奥さんの郷里の近くに住まいを構えたケースも多くあります。その住まいは自分の郷里とはまったく違った場所ですが、そこから再度転勤があり、奥さんや子供を残して単身赴任しているケースも多くあります。
こんなことを考えると耐久性の高い住まいなど要らないという考え方も納得してしまいますが、私はやはりこの転勤という行為自体が問題なのではないかと思います。
大手企業では、利益を上げるためのコマのような扱いを受けているわけですし、その他でも転勤が多いケースとして、銀行や地方公務員などもあげられます。銀行の担当者には自分の事務所の考え方や理念を理解してもらうようにしていますが、理解していただいたころには担当者が転勤されます。いやになってしまいます。銀行や地方公務員に転勤が多い理由は、業者たちとの癒着ということが理由だそうです。銀行員も地方公務員も周りの企業家もすべて悪人という考え方です。
建築基準法も悪人を取り締まる内容で作られています。人間には善人はいないのでしょうか。確かに善人は少ないのかもしれませんが、善人が中心になって動かす社会が必要でしょう。
あまりたいした理由でなく(私が思うだけかもしれませんが)転勤を繰り返す社会は文化や社会形態を破壊するだけで、最も無駄なものではないかと思っています。
ゆっくりと地域に根ざして生活できる時代を何とか取り戻したいものです。
住まい手の方々は耐久性の高い住まいが良いのに決まっていますが、コストが第一で自分の置かれている状況を考えると、耐久性が第一といえない状況があるのでしょう。
その状況の原因のひとつが「転勤」であると思います。
近年では、勉強のできる?優秀な子は良い大学にいって、大手企業や国家公務員を目指します。そうすると、安定的な収入が得られるのでしょうけれど、そこについてくるのが転勤です。私の大学の同級生もゼネコンに多くが入社し、郷里から離れて就職し、その会社から現場に出、その付近で結婚し、奥さんの郷里の近くに住まいを構えたケースも多くあります。その住まいは自分の郷里とはまったく違った場所ですが、そこから再度転勤があり、奥さんや子供を残して単身赴任しているケースも多くあります。
こんなことを考えると耐久性の高い住まいなど要らないという考え方も納得してしまいますが、私はやはりこの転勤という行為自体が問題なのではないかと思います。
大手企業では、利益を上げるためのコマのような扱いを受けているわけですし、その他でも転勤が多いケースとして、銀行や地方公務員などもあげられます。銀行の担当者には自分の事務所の考え方や理念を理解してもらうようにしていますが、理解していただいたころには担当者が転勤されます。いやになってしまいます。銀行や地方公務員に転勤が多い理由は、業者たちとの癒着ということが理由だそうです。銀行員も地方公務員も周りの企業家もすべて悪人という考え方です。
建築基準法も悪人を取り締まる内容で作られています。人間には善人はいないのでしょうか。確かに善人は少ないのかもしれませんが、善人が中心になって動かす社会が必要でしょう。
あまりたいした理由でなく(私が思うだけかもしれませんが)転勤を繰り返す社会は文化や社会形態を破壊するだけで、最も無駄なものではないかと思っています。
ゆっくりと地域に根ざして生活できる時代を何とか取り戻したいものです。
Posted by 三和総合設計 at 18:01│Comments(0)