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2004年06月18日

欠陥住宅について

欠陥住宅の調査に出向いたことがあります。大手ハウスメーカーのものでした。特に大きな欠陥ということではなく、すごくへたくそな施工という感じでした。結局、欠陥住宅という定義は、誰が見ても問題になるほどのものだけがそういう扱いを受けるようです。相談を受けてくれる会があるようですが、裁判になっても勝てるだけのものでないと争っても無駄のようです。私の目から見ると、住まいは、技能の高い職人がつくるのがあたりまえと思っていますから、へたくそな施工や性能が確保されないような間違った施工は欠陥住宅といえると思うのですが、そういう欠陥住宅は山とあると考えるべきでしょう。他の欠陥住宅の写真を見せてもらいましたが、これも大手ハウスメーカーのもので、コンクリートの基礎で施工されるべきところが、ブロックで適当な施工がなされていました。結局、メーカーのきつい価格の施工に耐えられなくなり、最後に逃げる前に適当な施工をおこなったらしいです。私は、欠陥住宅は低価格の追及から生まれるものだと思っています。本来必要な費用をもらわずに何とか耐えて仕事をやっているのが現状で、丁寧な仕事なんてありえない話です。私が地域のまじめな工務店に仕事を依頼するのは、営業や宣伝などに多額な経費をかけずに職人さんにちゃんとした費用を払って施工をしてもらいたいからです。





Posted by 三和総合設計 at 17:26│Comments(0)
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