2005年03月07日

大津の森

大津の森の木で家を建てようプロジェクトの企画「ヒノキの搬出&製材見学会」に参加しました。木の伐採から利用まで、一連の流れを通じて、地元の山の木を利用することの大切さをみんなで考えてみようと始まったこの活動も2年目。昨年は大津の北部、葛川の木を使って住まいを建てました。今度は大津の南部、大石の山の木です。昨年の秋に伐採され、葉枯らし乾燥された木の搬出です。チェーンソーや重機を体の一部分のように操って見事に次々と運び出されていきます。見ている私たちには簡単そうに見えますが、熟練した技術が必要です。チェーンソーで切るにも木の置かれている状況で上から切ったり下から切ったり。そうでないと刃が挟まってとても危険なことになります。それを瞬時に判断して実に滑らかに操っておられます。見学のためにスムーズに仕事ができるように配慮していただいていたようですが、実際はそんな生易しい仕事ではないと思います。ぬかるんだ山道を歩くだけでもぎごちない私たちには想像もつかないようなことが・・・・。こんな大変な仕事をしてくださっている人たちに、ちゃんと仕事に見合った報酬があるようにしたいものです。それはお金ももちろんですが、気持ちも含めてです。いろいろな人の努力で出された木をちゃんとした金額でわけていただき、ちゃんと正しく使い、大切に長く使うこと。そこに地域の人々の力と顔が見え、自分にできることをきっちり考えられるようになるのではないかと思います。短い時間でしたが、見学に来ていた人は、山の仕事の大変さを実感し、木の大切さを感じていただけたようです。何度も見ていますが、やっぱり山から木を見ることは大切だなと思います。テレビや写真、本なのでは学べない何かがあります。木や人のエネルギーなのかな。一層気が引き締まる思いを感じました。






Posted by 三和総合設計 at 18:28│Comments(0)
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