› 三和総合設計 木の住まいブログ › 耐震偽装マンションの住民の団結

2006年01月04日

耐震偽装マンションの住民の団結

今日は朝のテレビ番組から。

耐震偽装マンションの住民が集まって、新春に餅つきを行なったそうです。
こんな事件がなければ、お互いに顔を知り合うこともなかったでしょうという話がありました。
このあたりに、今回のもつ問題が少し見えてきますね。
最初から、近隣との付き合いを考える生活を考えていれば今回のような事件に巻き込まれることはなかったのではないでしょうか。(被害にあわれた方には、きつい言い方で申し訳ありません)

テレビの内容を聞いて思ったことがあります。

一つの例ではあると思いますが、ローンの返済が10万、近隣の賃貸物件を借りようとすると家賃が12万、公費の補助が3分の2出ても4万は余分に負担しなければならない。そのために奥さんはパートに出なければならなくなったという話でした。

賃貸を借りるより安い負担(もちろん自己資金を出してのことだと思いますが)で、共有とはいえ土地、建物が自分の物になる物件が手に入る。
よくよく考えればこのような事態になってもおかしくないですよね。奥さんがパートに出なければならなくなったということは、ご主人の収入だけで購入することができる計画だったわけですよね。
パートに出なければならなくなって、「最初から、共働きでもして、しっかりしたものを買っておけばよかった」と思っておられる方もおられるのではないでしょうか。

戸建の建売物件にもそのような売り方をしているものも多くありますね。

便利で、大きくて、安くて、理想かもしれませんがそんなものはありませんね。

どんなものでも、「過ぎたるは、及ばざるが如し」でしょう。

住民の方が団結されたついでに、難しいかもしれませんが、コーポラティブハウスでも計画されたらいかがでしょう。

今までの、安さ、簡単さを求めず、自分たちも苦労して住まいをつくることにより、すばらしい再出発ができると思うのですが。



Posted by 三和総合設計 at 09:19│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。