
2006年01月22日
木の住まいの良さって何?
木の家ネットで、会員で木の住まいの良さについてもう一度みんなで考えてみようということなので、ちょっと一言。
いざ何がいいのと聞かれると、いっぱいあって何を一番にあげたらいいんだろう。
耐久性が高い。調湿機能がある。床が冷えない。いろいろありますが、なんといっても雰囲気の良さでしょう。
私から言わせれば、耐久性の少ない今の住まいは問題外です。調湿性についても他の材料でも何とかなります。そういった性能を高めようとしたら、いろいろな構法を駆使すれば現代の住まいでも何とかなるでしょう。
しかしながら、そういう性能を工業化製品で追求していくとすごく味気ない住まいになることが多いのです。
すべての性能を確保しながら、生活に潤いを持つことができるのが木の住まいなのだと思います。

木の住まいは年月が経つにつれて味わいが出てきます。
右の写真は我が家の完成した時の写真です。
家具も入っていないし、本も並んでいないので少し殺風景ですが、綺麗に仕上がっています。

この写真は3年経った現在の写真です。
アングルも違うのでわかりにくいと思いますが、木が焼けてすっかり落ち着いた感じになっているでしょう。
綺麗な住まいということではなく、住む人がほっとできる住まい、これが木の住まいの一番の良さなのだと思います。
先日、引渡しを終えた施主さんからメールをいただいたのですが、メールには「まだ、引っ越して1週間しか暮らしていないのですが、ずっと前から住んでいたかのように家が私達の生活になじんでいます」というようなメールをいただきました。
設計者としてはうれしい限りですが、木の住まいの先輩としては、これからますます良くなってくるのですよ。と思っています。実は私も住んですぐに同じように感じたのですが、最近はそれにも増してますます私たちの生活になじんでくれています。
最近は、木の住まいブームですが、造り手は本当に木の住まいが好きなのでしょうか。木の住まいをPRすることにより仕事をたくさん手に入れたいとか、仕事をたくさん受けることにより周りから良い会社だねとほめられたりすることに酔っているケースもあるのではないでしょうか。
木の住まいの主役は住まい手です。(他の住まいも同じですが)
職人が自分の技術に酔いしれて、木の住まい、伝統的なすまいと連呼している場合も多々ありそうです。誰のための技術なのか。何のための技術なのか。何のための木の住まいなのか。もう一度考え直してみる必要もありそうです。
木の住まいはそこに住む人がほっとできる空間です。ですから、伝統構法もあり、金物使用もありだと思っています。しかし、手を抜くための金物使用はだめですね。逆に、職人の自己満足ための伝統構法も同じですけど。
いざ何がいいのと聞かれると、いっぱいあって何を一番にあげたらいいんだろう。
耐久性が高い。調湿機能がある。床が冷えない。いろいろありますが、なんといっても雰囲気の良さでしょう。
私から言わせれば、耐久性の少ない今の住まいは問題外です。調湿性についても他の材料でも何とかなります。そういった性能を高めようとしたら、いろいろな構法を駆使すれば現代の住まいでも何とかなるでしょう。
しかしながら、そういう性能を工業化製品で追求していくとすごく味気ない住まいになることが多いのです。
すべての性能を確保しながら、生活に潤いを持つことができるのが木の住まいなのだと思います。

木の住まいは年月が経つにつれて味わいが出てきます。
右の写真は我が家の完成した時の写真です。
家具も入っていないし、本も並んでいないので少し殺風景ですが、綺麗に仕上がっています。

この写真は3年経った現在の写真です。
アングルも違うのでわかりにくいと思いますが、木が焼けてすっかり落ち着いた感じになっているでしょう。
綺麗な住まいということではなく、住む人がほっとできる住まい、これが木の住まいの一番の良さなのだと思います。
先日、引渡しを終えた施主さんからメールをいただいたのですが、メールには「まだ、引っ越して1週間しか暮らしていないのですが、ずっと前から住んでいたかのように家が私達の生活になじんでいます」というようなメールをいただきました。
設計者としてはうれしい限りですが、木の住まいの先輩としては、これからますます良くなってくるのですよ。と思っています。実は私も住んですぐに同じように感じたのですが、最近はそれにも増してますます私たちの生活になじんでくれています。
最近は、木の住まいブームですが、造り手は本当に木の住まいが好きなのでしょうか。木の住まいをPRすることにより仕事をたくさん手に入れたいとか、仕事をたくさん受けることにより周りから良い会社だねとほめられたりすることに酔っているケースもあるのではないでしょうか。
木の住まいの主役は住まい手です。(他の住まいも同じですが)
職人が自分の技術に酔いしれて、木の住まい、伝統的なすまいと連呼している場合も多々ありそうです。誰のための技術なのか。何のための技術なのか。何のための木の住まいなのか。もう一度考え直してみる必要もありそうです。
木の住まいはそこに住む人がほっとできる空間です。ですから、伝統構法もあり、金物使用もありだと思っています。しかし、手を抜くための金物使用はだめですね。逆に、職人の自己満足ための伝統構法も同じですけど。
Posted by 三和総合設計 at 19:20│Comments(0)