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2006年02月14日

コンピュータの暴走

事務所で使っているコンピュータのうちの一台が異常を起こすようになりました。

コンピュータを起動したところ、異常音がするのですが、OSは正常に何とか立ち上がります。そのまま使うことができるのですが、そのうちに突然電源が落ちてしまいます。
今は原因がわかり、なるほどそうかという答えがあるのですが、最初は異常音もあることですから、てっきりハードディスクの異常だと思いました。
そこで、買ったお店(京都のDOS/Vパラダイス)に見てもらうことにし、お店に持ち込みました。
結局、見てもらったところ電源ユニットのファンやパソコン本体のケースについているファンが廻っていないということがわかりました。電源ユニットの異常によりファンがまわらなくなり、CPUの温度が上がりすぎ、CPUが熱暴走を起こし電源が落ちてしまうというのが今のところの答えです。

異常を起こしたコンピュータは3年ほど前に購入したもので、毎日10時間近くハードな使い方がされています。そのため、電源ユニットがやられてしまったのです。
このコンピュータを購入したときは、すでに価格破壊がかなり進み、25年ぐらい前からコンピュータとお付き合いしている私にとっては、こんな値段でよいのだろうかと思うほど安くなっていました。
しかし、今回の件でいろいろわかったのですが、安い値段を設定するために、電源は180Wとぎりぎりの小さなものがついていますし、省スペースパソコンにするため、電源ユニットは通常のものと違った特殊なサイズとされているため、ユニットのみの交換ができないという事態です。

なんか、あまり良くない住まいと同じですね。
私も、自分でコンピュータは5台ほど組み立てたりしましたが、「おたく」といわれるほどではありませんので、目に付く性能などばかりに目が行っていました。このCPUの性能でこの値段ならGOODなどと判断していたのですが、わかりにくいところで安くする努力というのか安物使いがされていたわけです。
また、汎用品ではないので、電源ユニットがダメになったら、本体ケースごと交換しなければならないということになりました。こちらも既製品の建材などと同じですようね。
どの世界でも、先のことを考えるといろいろな選択があるのですが、目先のことにとらわれると、後で苦労することになることが体験させられました。
コンピュータは5年程度の消耗品ですが、住まいはそういうわけには行きませんのでご注意ください。




そんなわけで、久しぶりにコンピュータの組立てをすることになりました。
昔は組立てパソコンの方が断然安かったのですが、最近ではショップものの方が安いので、購入が中心となっていました。
いざ、組立てを始めると、少しづつわからない点が・・・。
理屈がわからないのではなく、細かな説明がほとんどないのです。
ねじの使い分け、スペーサーの取付、ハードディスクの取り付け位置、電源ケーブルの接続など、ほんの少しだけわからないことがあるだけで、つけたりはずしたりの繰り返しです。
半日かかってやっと組立てが終わりましたが、完全にショップにお金を払って組み立てていただいたほうが人件費を考えると安いのですが、最近のパソコンの状況がつかめてよかったかなと思っています。
昨日、遅くまで組立てたのですが、いくつかわからないことは宿題にして寝ながら考えることにしました。
一呼吸置くといろいろな考えが浮かんでくるのですが、あせって考えるといつまでも答えが出ません。これはどんな場合でも同じですね。
そんなことで、今日朝から最後の仕上げで何とか完了することができました。

今回の教訓ですが、見えないところに重要なところがある。安い製品はそんなところが違うのですよ。
いつもブログで私が訴えていることなのですが、専門が少し違うとすっかり忘れてしまっています。
餅は餅屋。専門家の意見に耳を貸しましょう。



Posted by 三和総合設計 at 14:56│Comments(0)
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