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2006年11月08日

北海道で竜巻被害

皆さんもう新聞記事やテレビ報道でご存知だと思いますが、北海道で竜巻被害がありました。

過去の竜巻被害では今年9月の宮崎県延岡市の死者3人を上回るものです。
竜巻といえば、アメリカなどの映像がよく公開されていて、日本とは無関係のものだと思っていましたが、最近の温暖化などに関係するのでしょうか、日本でも竜巻や突風被害がたびたび起こるようになってきましたね。

今回の死者は、プレハブの建物が竜巻により吹き飛ばされることによりおこったものだそうですが、地震とは逆に軽い建物は風に弱いということがわかってもらえるでしょう。
最近、テレビのコマーシャルを見ていると、地震に強い建物にするために屋根を軽量化しましょうという宣伝がされていますが、違う立場から見ると、安全性を損なうこともあるのです。

用は、すべての事象をできるだけ予測し、どんな場合にも適応しやすい住まいを造ることが大切なのですが、最近の情報は、企業からテレビを通じて出されるものがほとんどで、住まいを売らんがための偏った情報がほとんどだということを理解していただいたほうが賢明だと思います。

私も正確な話はわかりませんが、地震対策のために開発されている免震装置は今回のような突風などに対しどのような挙動をするのでしょう。
RC(鉄筋コンクリート)造のような重い建物に使われる場合、風の力に対しての考慮は不要だと思いますが、住宅の場合今のところプレハブ住宅のような軽い建物に先行して利用されているようですが、大丈夫なのでしょうか。
免震構造は、地盤の悪いところでは効果があまり期待できないことが言われています。

風の力は地震の繰り返しとは違う力のかかり方です。これからは突風被害についての考慮もしていかなければなりませんね。



Posted by 三和総合設計 at 07:33│Comments(0)
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